拝啓ニャル様、私を面白半分でヤバイとこに転生(二度目)させないでくれませんか！！？【名探偵コナン】 (ページ31)

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その日、そのまま乃亜さんと連絡先を交換し、午後も空いていたため二人で町中をのんびりと歩き回っていると、今一番会いたくなかった人物と鉢合わせしてしまった。

ニア「詩織、さん…？何故、そのロクデナシと一緒にいるんですか…？」

乃亜「…誰かと思えばお前か、変態愉悦野郎。」

ニア「……ふ、ふざけるなこの燃えカス風情め……！貴様、私の詩織さんに何をする気だ！」

乃亜「何、って…デートだと言ったら？」

ニア「はぁあああ？賢い詩織さんが貴様なんぞとデートなんてするわけないでしょう、馬鹿ですか？」

乃亜「ふん、馬鹿はどっちだろうな。詩織は将来的に私の信者になるんだから。なぁ詩織。」

『えぇ…なんで私に意見を求めるんです？それに私はまだ、誰の信者にもなる気はないですし、そもそもニャル様のものでもないです』

ニア「あははは、無様にフラれてしまいましたねぇ、クトゥグア！！」

乃亜「人のことは言えないだろうが、ニャルラトホテプ」

ニア「ﾁｨｯ………死ね！！」

乃亜「…殺す」

『あの、すみません。道の真ん中でSAN値テロの起こりそうな喧嘩をするのはやめてください。っていうかこの段階でも警察を呼ばれる可能性がありますよ。
やるなら宇宙とかでやってくれますか？』

ニャル「…仕方ない、詩織さんの頼みなら特別です。
今日こそ決着をつけてくれるわ、忌々しいクトゥグアめ！！」

乃亜「その言葉、そっくりそのままお返ししてやろう。お前を燃やし尽くして消し炭にしてやる」

そんな会話をしながら二人は去っていった。
きっと人目につかない場所へ移動するのだろう。