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乃亜さんとお喋りしていて、ふとあることに気が付き、梓ちゃんの手が空いたであろうタイミングで梓ちゃんに声をかける。
『そう言えば、今日は安室さん、お休みなの?』
梓「安室さんなら、今は買い出しに行ってますよ!…あ、まさか詩織さんも安室さん目当てで…?」
『あ、違う違う。この間安室さんにぜひポアロに来てくださいって言われてたんだけど、そう言えば私を誘った本人がいないなぁ、って思って。』
梓「なるほど、そうだったんですね」
乃亜「…あぁ、安室ってあれか。あの雰囲気と容姿がニャルっぽい奴」
『いやまぁ確かにあの人褐色の肌の超美形ですけど…。流石に違うでしょう。
まぁ確かになんかちょっと胡散臭いような気がしなくもないですけど…』
?「なんのお話をしているんですか?」
『!!?あ、あぁ安室さん。いえ、ちょっと安室さんの話をしていたんですよ』
安室「胡散臭いとかって聞こえたような気がしましたが…そんなに僕、胡散臭いですか?」
いやいや待って、この人なんで仮にも一般人な人に向かって威圧オーラ出してるの?
しかもこの警察大丈夫?コレは警察がする目じゃない、ヤのつく職業の方がする目だよ。
いやホント私見たことあるよ、前世で何回か協力(きっと相手もクトゥルフのPC)しあってた時に見た。うん。かなり凄みがあった。
『いえ、気のせいですよ。安室さんは普通に素敵な方だと思います』
こんなに威圧されておいて、これを棒読みにならずに言い切った私はすごいと思う。
安室「…そうですか?ありがとうございます!」
取り合えずは丸く収まったようなので、私は安心してまたのんびり乃亜さんとのお喋りを再開したのだった。
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作者名:雪白 紺 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/YukishiroKon/
作成日時:2019年7月23日 19時