幸せのかたち4

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淳「いい意味でうるさくて元気なんがしげやん。

そんなん俺らが一番わかってるし、さすがにやりすぎやなって思ったら言うてる。


やけど、あんときのしげは情熱で溢れててかっこよかったで？


俺だけやなくてメンバーみんな思っとる。」






しっかりと目を合わせてそう伝えれば、


しげの大きな目から次々とこぼれる涙







重「…っ、俺、メンバー好き、やねん、



じゅんた、俺のこと、気づいてくれる、思ってたのに、


気づいてくれへんかったからっ、俺、いらんねや、って、おもった、」







あんときのことか、



目が合ったけどスルーしてしまった3日前。



まさかこんなにしげを追い詰めていたとは。







淳「、ごめんな。ごめん。しげのSOSは分かりずらいねん笑」




乱れた髪の毛をわしゃわしゃ撫でれば


頭を俺の胸に押し付けてくるから


きっと不安で寂しくて仕方なかったんやろう









重「…ひっ、じゅったっ、おらんくならんでっ、」




淳「おらんくならんよ？ずっといるから。

みんなしげのこと必要としとる。


しげがしげじゃなかったから、打ち合わせ盛り上がらへんかったやろ？


もっと自分に自信もて、なっ？」







俺の胸に顔を埋めて泣く彼はなんだか儚くて


消えてしまいそうで、


そっと彼の背中に手を回して抱きしめてやった。






淳「そない心配せんでも、しげのこと置いてったりせんし、見捨てたりもせんよ？」





重「、…ありがと、じゅん、たっ、」





珍しく素直にお礼を言うてくる彼の目は、

しっかりと俺を見つめていて。









淳「なんだよーーかゆいなぁー笑


おじゅりん特製の冷めたスープ飲むか？」






ってスープを差し出すと、一口飲んで





重「…うわっ、つめたっ、、笑」






まっずーーって顔を顰めた後





へへっ、でもうまいなっ、




て呟いたこいつ。









やっと



やっと






しげにホントウの笑顔が戻ってきていた。









fin

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