幸せのかたち4

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看護士さんに呼吸を楽にしてもらって、

心臓の動きも落ち着いとるからって

すっかり身軽になった流星に

ちょっと安心。




流「はは、おれ、なんも覚えてへんわ、笑」



重「ほんま、おまえ、、、


俺がかっこよく助けてやったのに」




流「…えっ、ほんま？、それはありがと」



重「ちょちょちょ、いやいや、うそや笑


俺、めっちゃ焦ったわ、



久々やったなぁ流星のこの姿」




流「…なんやねん、


でも救急車呼んでくれたんやろ、？


しげの声は聞こえた気ぃする」




重「ほんま？それならよかったわぁ




ってかさ、流星、もともと心臓よくなかってんやろ？」




流「……え、おん、…なんでわかったん」



重「薬。カバンやなくてポケットに入れとったんやろ？すぐ使えるように」




流「……へへ、しげって、やっぱり年上やねんな、」




重「、はぁ？笑、当たり前やろ。」





へらへら笑う流星に、俺の心配を返せって言いたくなるけど、


いつも通りの彼に安心して、涙が出そうになっとって、。




気づかれへんようにそっと目尻をぬぐう。







流「…ふぅ、、へへ、なんか、つかれた、」



重「あぁ、ごめんごめん、喋らせすぎたな。

寝たほうがええんちゃう？」



流「ん、ちょっと寝る、わ…」






そう言って、俺に背を向けたと思ったら

すぐに寝息が聞こえてきて。






ほんま、しんどいならしんどいって言うてや







流星は思ってないかもしれへんけど、




一応流星の


″お兄ちゃん″


なんやで？






汗でおでこに張りついた前髪をよけて、タオルで拭いてやりながら




少しでも良くなるように掛け布団越しに心臓をさすり続けた。








fin

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