幸せのかたち2

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小瀧side




ふぁぁ。


…




！やばっ…





起きた瞬間に襲ってきた吐き気に我慢する暇もなく、自分の口から布団の上に落ちる吐瀉物




なにこれ。気持ちわる…






おぇっうぅｹﾞﾎﾞｯうぇっ






気持ちの悪さが収まらずトイレにかけこんで、自分でもびっくりするくらい吐いた




酔ったりしてもめったに吐かんし、昨日ナマモノとか食べた訳ちゃうから心当たりもなくて…






怖い…





自分の胃がぎゅうって縮こまる感覚に、いきなり不安の渦が心の中を支配する





…寂しい。俺、どーしたらええん、？




って1人が急に怖くなって、




気づいたら今日offなはずの照史に電話していた





照「…もしもし？望？どしたの？」



小「…もし、あきとっ、怖いっ」



照「怖い？どこおるん？？」



小「いえっ、きて、」



照「わかった。よくわからんけどちょっと待っとってや！鍵空けといて？」



小「うん。」




いきなり怖いってわけわからんこと言ってしまったのに、二つ返事で来てくれる照史の優しさにほんま泣きそうになる。




24にもなって体調悪いことを理由に人を呼ぶなんて…




迷惑かけてんな俺…。









昔から風邪をひいたりしんどい時は誰かがそばにおらんとあかんくて、

迷惑かけてると思いつつも照史が来てくれることに安心していた






それにしても、気持ち悪すぎてトイレから出れん…



とりあえず鍵だけ開けて、汚した布団もそのままに、トイレの便器にしがみつく





照史、早くきて、、。

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