幸せのかたち13

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望side








久々に焦った。




急に足に激痛走って、耐えられへんくなって

気づいたら尻もちついとって。







でも



声にもならない痛みに、

みんながすぐ気づいてくれたから、




おかげさまで、だいぶ楽になった。






足は。











……あたま、いたすぎるわ、









体の不調は頭から来てることは薄々気づいとったし、

これが熱中症っぽいことも。












「……っ、ふぅ、っ、」







マネ「小瀧さん？大丈夫ですか？」








「……ぇ、あ、なんか言うた俺？(笑)

大丈夫やで。」







マネ「なんか辛そうに息してたんで、」








「ぁ、ほんま？気のせい気のせい

マネさんもお昼行ってきてください
今しか休憩ないかもしれないんで(笑)」










マネ「……じゃあお言葉に甘えて、、

その代わりなんかあったら
私かメンバーに連絡してくださいね、」









望「……ふはっ、メンバーもおんなじこと言うてた(笑)」








マネ「そうでしたか、(笑)

では、ゆっくりしてください」









タオルとスポドリを俺のそばに置いて

出ていったマネージャー







俺より若いのにほんまに気が利く人で。








ほんまに自分の周りはいい人に恵まれてるなぁ




なんて
呑気に思っとったら。












急にせりあがってきた熱いものが喉を回る








胃が変な動きをしたと同時に、


自分の口からは吐瀉物が溢れだしてきた









……っ、ぉぇっ、はぁっ、









ぽたぽたと溢れるもので


一瞬のうちに汚れるリハ着と床









……っ、ぁ、あかん、、っ、





……げぽっ、ぅ、っ、はぁっ、















吐き気なんて全然感じてへんかったから

なんもできひんまま、ただ波が過ぎるのを待って。













……ゎ、やばっ、











もたれかかってた鏡で確認すれば





それはもう大惨事。









我に返った俺は、

みんなが使う床を汚してもうたことが


情けなくて


申し訳なくて







みんなが来る前になんとか綺麗にしようと

動いた。

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