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崇裕side
車の中ではずっと目を閉じて
はぁはぁと荒く熱い息を繰り返してた流星
ほんまに動かへんし、目も開けへんし、
いつの間にか意識飛ばしてまうんやないかって心配で、
ちらちら隣を見ながら運転してきた。
「流星、ついたで、動ける？」
「……ぁ、ｺｸｯ、ふぅ、っ、はぁ、」
「無理したらあかんで？
……あぁ、やっぱやめよ、
俺の背中乗り、」
助手席のドアを開けて流星の行動を見てると
自分では立ち上がってるつもりなんやろうけど、
一向に降りない足
こりゃあかんなって、
ドアを開けっぱにして、
流星の高さに合わせて背中を差し出す
「……っ、ありがと、」
重くなった背中から感じた熱は
やっぱり、尋常やなかった。
・
「お邪魔しま〜す、
ゎ、流星、……頑張ってたんやなあ、、」
久しぶりに入った流星の家は
前来た時よりも散らかってて。
でもそれは、ほとんどがライブの構成資料。
リビングにはたぶん来客用であろう布団が敷かれてて、
傍にはパソコンがバーンと置かれてる。
ベッドで寝てないくらい忙しかったんが伝わってきた。
「……ぁ、かたづけ、わすれてた、っ、」
「んーん、流星の頑張った証や。」
「……っ、ふぅ、はまちゃん、おろして、」
「ぁ、ごめんごめん、
ここの布団でええん？ベッド行く？」
「……ここでええ、けほっ、けほっ、」
「待ってな？汗冷えてもうても困るから、
先に体拭いちゃおうか、
それともシャワー浴びたいか？」
「……シャワー、はまちゃん、も、」
布団にちょこんと座り込んた流星
そのいつも以上に水分を含んだ目が
ゆらゆらと俺を見てるから
その頭を優しく撫でてやれば
その手をぎゅっと掴んで
″連れてけ″の合図をしてきた。
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きりまる(プロフ) - うちゅう様コメントありがとうございます！楽しんで頂けたら幸いです☺︎ (2022年8月22日 15時) (
レス) id: e2c0ca874d (このIDを非表示/違反報告)
うちゅう(プロフ) - tomorrowとfuturity、大好きでつい最近読み返したところだったので、続編すごく嬉しいです！ありがとうございます！ (2022年8月8日 0時) (レス) @page10 id: a184c6c103 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きりまる | 作成日時：2022年7月24日 19時
