幸せのかたち12 (ページ7)

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過呼吸が少し良くなったと思ったら
今度はか細い声で謝るもんち。

神「……っ、ごめんなさいっ、」

「何がよ〜、なんも悪いことしてへんよ？
誰も怒ってないから」

「……しげ、っ、しげはっ、」

「しげちゃんは、モンチのことが心配すぎて寂しかったんちゃうかな？怒ってるわけやないと思うで？」

うん。どっちも悪ない。

頼って欲しかったしげの気持ちも、

我慢し続けて頑張った神ちゃんの気持ちも

間違っちゃいないから。

神「……っ、ごめんっ、なさいっ、」

「んもぉ〜謝らんの！(笑)
とにかく無事でよかったんやから、な？」

望「……なぁ、神ちゃん、頭、大丈夫なん？」

「あ、ほんまやなぁ、少し響くやろ、
打ち付けてしもうたもんな、」

「……んーっ、ちょっと、痛い、かも、」

「そやろなぁ。寝るのが1番やねんけど寝れそう？」

「……ｺｸｯ、のんちゃん、手、」

「えっ、握ってええの！？

やったぁ！」

「カップルかい(笑)」

望のおかげでもんちの顔は少し柔らかくなった。

過呼吸もこれ以上おこらんと判断し

そのまま、もんちを望に任せて
俺はしげとタカヒロの元へ行くことに。