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照史side
あれから7分後に来た救急車にもんちは乗せられて、
付き添いでたかひろがついてくれた。
同時に俺らも車で病院に
当たり前やけど、
しげも望もじっと前を向いたまま微動だにせんくて。
そのまま病院へ着くまで緊張した空気が
俺らを取り巻いていたんやけど。
案内された病室に入れば、
そこには
ようわからん機械に繋がれたもんち、
ではなくて、
頭に包帯を巻いてること以外
至って普通のもんちの姿が見えた。
望「神ちゃん!!!!」
重「……神ちゃん、」
「もんちぃ、びっくりしたなぁ?
よかった、よかった、ほんま、」
神「……みんな、ごめん、」
白い顔をした神ちゃんは首を少しだけ傾けて
謝るもんやから。
望「謝らんとって!!
も〜ほんま、よかったぁ、、、」
崇「ほんまよかった、、
あ、軽い脳震盪やって、
たんこぶ出来てもうたけど外傷はあらへんって」
「そっかそっか。
痛かったしびっくりしたし、怖かったやろ、?
よう頑張った」
神「……コクッ、、」
みんな神ちゃんの傍によって
手を握ったり、布団の上からお腹を撫でたり
やけど、、
1人だけ棒立ちのまま突っ立ってる奴がいた。
照「…しげ、しげ、どしたん?
まあ大分心配しとったもんなぁ」
照史が話しかけたとき、
棒立ちのシゲが口を開いた。
重「……なんでなんも言わへんかったん!
自分倒れたんやで?なんで、なんで、
俺らにちょっとでも頼ってれば、
こんなことにはならへんかったやん!」
神「………、っ、」
崇「ちょ、しげちゃん、」
重「ほんま、いっつもそうやん神ちゃんは。
1人で我慢して、
結局大きなことが起きてから俺らは気づいて。
そっちのほうが迷惑なんわかってるん?」
望「しげ!」
とめどなく溢れるしげの言葉。
神「……わかってる、わかってるよ!
俺やってっ、、
……しげには俺の気持ち分からへん!!」
重「……わからへんよ、わからん、
やって神ちゃん言ってくれへんもん
わかるわけないやん!」
神「……っ、はぁっ、っ、はぁっ、、ひっ、ひゅ、っ、」
俺らも初めて見るしげの姿に戸惑って
なんも出来ずにいたら
途端に神ちゃんの呼吸がおかしくなった。
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作者名:きりまる | 作成日時:2022年6月19日 21時