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淳太side









ライブ中、明らかに様子がおかしい神ちゃん。





しきりに顔をしかめてるし、

挙句の果てにはマイクを持つ手を

不安そうに見つめてるから








すれ違った時、思わず声をかけてしまった。











″神ちゃん、どないした?″









″……あんな、じゅんた、おれ、MC、1回ぬける、
……かもしらん、″









返ってきた言葉は神ちゃんらしからぬ

弱気な返事。












″大丈夫か?″









″………コクッ、ほんまごめん、″









それだけ言うとセンステに移動するために

走り出した神ちゃん。







腰に手を当ててるから

きっと、腰やってしまったんかな







やけど、いつもなら最後までやり切れる神ちゃんが

こんなこと言うなんて


よっぽど酷い痛みなんやろう。













俺に向かって呟いた言葉通り、


MCになる直前


下のスタッフさんに







″下いく、″








って口パクで伝えてて、



そのままスタッフさんに支えられながら
裏へとはけていった。












イヤモニからしきりに聞こえる神ちゃんの様子






スタッフさんがバタバタしだして

でも神ちゃんはきっとおおごとにされたくないから。









あくまで普通に、普通に。







相方が気になってるんであろうしげは

そわそわしとるけど(笑)









″そろそろ神ちゃん戻れるって″









少し落ち着いたようなスタッフさんの声に


俺と照史は無言で視線を交わす











すると、何事も無かったかのように

神ちゃんが俺の隣に出てきた。











「腰やろ?いけるか?(小声)」









「…おん、ほんまごめん、何も言わんとってな(小声)」











イヤモニを外して聞こえへん程度に会話






やっぱり俺が思ってた通り、

彼は触れてほしくないみたい





だからあくまで自然に、そっと腰に手を当てれば




硬いものに触れたからきっと

頑丈なテーピングとコルセットが巻かれてる











照「そういえば神ちゃんはもう準レギュラーやもんな?」









神「おん、そやねん、!
ファンクラブにも入ってくれてさぁ」







照史が神ちゃんに会話を振ってくれたことに



安堵しながらも


少しだけ






このライブが上手くいくか不安になった。

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作者名:きりまる | 作成日時:2022年6月19日 21時

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