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照史side
もんちの病気が分かってから、
活動を一時的におやすみするか、活動を続けるか、
みんなで話し合った。
俺らからしたら、体的にも精神的にもしんどいやろうってことでおやすみすることを進めたんやけど、
もんちが続けたいと言い張って。
本人がそう言うならと俺らも無理強いはせんかった。
だから様子を見ながらお仕事続けてきたんやけど。
「もんち、大丈夫?」
「ん?何が??全然大丈夫やで!」
「神ちゃん一旦休憩する?」
「え?なんで?俺はやれるで」
活動を続けたいとわがままを言った後ろめたさからか、
頼るということをしてくれへんくなった。
今日は振り入れのためにスタジオに集まってる
やけど
明らかに呼吸も苦しそうで、
汗もびっしょりかいてるのに毅然とした態度を貫いているもんち。
神「……っ、はぁっ、ふぅ、っ、」
重「なぁ、神ちゃん、あかんの、ちゃうん?」
隣で踊るしげは俺の服をちょんちょんと引っ張って
耳元でささやいてきて。
「ほんまはアウトや。
悪いとこ出てんなもんちの、」
神「……もう1回お願いしますっ、」
「あちゃぁ、モード入ってもうてるな」
目をキッ、って見開いて鏡と向き合う彼の
人を寄せつけぬオーラに誰も何も言えへんかった。
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作者名:きりまる | 作成日時:2022年6月19日 21時