幸せのかたち7

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照史side







「のんちゃん、おはよ、」





望「……んぅ、ふぁ、ぱぱ、おぁよ、」





「ふふ、のびーしてな。

よし、まずはおトイレ行っとこな？」






望「……だっこぉ、」









最近トイレトレーニングが完了して、
トイレでできるようになった望



夜もお兄さんパンツだから朝イチにトイレに行かせることはルーティンになっとって。









望「……ぱぱ、ちっち、でた、」






「お、ほんまやなぁー？よくできました！」






いつもより元気の無い声に違和感を覚えながらも、
成功した望とリビングへ行く









「今日の朝ごはんは、ででん！

のんちゃんの好きなスクランブルエッグ！」







望「……するらぶる！」






「スクランブルな笑
はい、おいで、おっちんしますよ」







今日は久しぶりの休日やから望とゆっくりできるなぁ
なんて嬉しく思う








「、おててをあわせて？」







望「……いたらきます！」










スプーンもぎこちないけど使えるようになった望は
上手に口に運んでって。










俺も隣で一緒に食べながらテレビ見とった









んやけど、






ふと気づいたら望の手が止まってる








「のんちゃん、どしたん？
もうごちそうさま？」






望「……んぅ、んん、ｺｸｯ」






「あら、ごちそうさまなんね？

ほんじゃ、おててパチンしてください」





スクランブルエッグ大好きで
いつも、パパのも！って
言ってくる望なのに今日は半分ほど食べて口を開けへんくなった








「お腹いっぱいになったんかな？」






望「…………ｺｸｯ」






「そかそか、それならええけど、

お腹痛いとかはない？」






望「…………なぃ、」








「…まあそんな日もあるよな、

じゃ、のんちゃん、ぱぱ、お洗濯物お外に干してくるから、1人でお遊びしててな？

できる人？」








望「……はぁい、」







いつもより水分の多い目で俺を見つめてるのんちゃんは寂しがり屋から1人が好きやないけど。






いつもこの時間を頑張ってくれてる。








今日も、お絵描きして遊び出したのを確認してベランダへ出た。

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