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「なぁ、それマジ?」


驚きを隠せなかったところにしょーくんが部屋から降りてきた。

しょーくんはたつやくんを押しのけて、インターホンでその人と会話し始めた。


「ねぇ、あんた。本当なの?それ。」

「…その声、翔太か?」

「そうだけど。あんた、あん時の奴だよね。何しにきたの?」

「翔太、会ったことあんの?」

「…1回だけ。」


しょーくんは一瞬だけ目を伏せたけど、すぐにインターホンに向き合った。


「近くにカフェがある。そこで話そう。」

「翔太は全部、知っているのか?」

「知らない。だからあんたと話をする。」


しょーくんはただ真っ直ぐ見つめていた。

しょーくんとりょーくんの父親だという人は、笑っていた。

ドラマで見るような、子供と再会出来て本当に嬉しそうな顔。


「あぁ。お前ならいいよ、翔太。」


そう言ったのを聞いたしょーくんは外に出ようとしたけどそれをたつやくんが止めた。


「辰にぃ…?どうして…」

「…あの……本当に、翔太と涼太の父親なんですか?」

「あぁ、そうだ。なんなら、証拠も持ってるが…」

「なら、この家を話し合いの場に使ってくれて構いません。」

「ちょ、辰にぃ!」

「俺たちだって兄弟だ。知る権利ぐらいはあるはずでしょう。」


たつや君はそう言い切った。

それだったら俺も…いや、みんなそう思ってる。


「俺も、聞きたい。しょーくんと、りょーくんのこと。」

「蓮…」

「ここにおる皆んなそう思っとる!

「そうだよ翔太兄さん。兄弟はずれはずるいかな。」

「翔太、大丈夫だよ。兄貴たちみーんな、翔太と涼太の味方だからねぇ。」

「俺だって!翔太兄ちゃんと涼太兄ちゃん守るもん!!」

「うん。俺も。今度こそ、約束する。」

「…ありがとう。」

「……お待たせして申し訳ございません。ごめん、大介出てくれない?亮平はお茶の用意を。残りは部屋を少し片付けてくれない?」


たつやくんの指示で俺たちは動き始めた。

だから俺もリビングに散らかしてた雑誌を片付けた。

家族の絆→←△



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まな(プロフ) - こちらの作品は、nbの愛と家族の絆に泣かされました。ここに書いていいか分かりませんが新作のゆり組もやっぱり最高です。nbの愛が詰まってますねぇ。にやけちゃいます。更新を楽しみにいていますが、まずは寒い日が続きますのでお身体を大事になさってください。 (2022年1月2日 21時) (レス) id: ea11267275 (このIDを非表示/違反報告)
まな(プロフ) - 初めまして。楽しく読ませて頂きました。私が言うのもおこがましいのですが……作者様の作品は分かりやすい言葉や丁寧な文章ですーっと入り込んできてとても好きです。私はゆり組担で『nb→dt』への愛ってすごく重いと思うんですよ。だから余計にはまってしまいました。 (2022年1月2日 21時) (レス) id: ea11267275 (このIDを非表示/違反報告)
まるまる∞(プロフ) - こんなに泣ける話出会ったことがなかったので本当に読めて嬉しいです!更新また楽しみにしてます!頑張ってください! (2021年4月21日 11時) (レス) id: 93f22af4fb (このIDを非表示/違反報告)
和 蓮 .(プロフ) - よければ蓮くんメインのお話が見たいです。 (2020年12月30日 20時) (レス) id: 888c904e00 (このIDを非表示/違反報告)
まやら(プロフ) - いつも楽しみにしてます! (2020年10月14日 19時) (レス) id: 90b5443ed6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆきはみ | 作成日時:2020年10月12日 17時

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