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友「WEST来るよ!立ち位置的に目の前小瀧くんなんじゃない?!」



『え、まじか。心の準備ができてない!!』




友達の予想通り、歌いながらゆっくり場所移動をして




目の前には望くんがきました。



望くんに気付いてもらうよう、ファンサうちわを上げると



ばっちり望くんと目が合いました。





“私も好きだよ”



そのうちわを見てくれたのか



目を見開いて驚き、



にこっと笑ってくれました。




友「ほら、裏側のを見てもらいなって!」



友達に言われたのでうちわをくるっと裏側にする。







“桃の花のシュシュ似合ってる?”



うちわを見せると、


望くんはしゃがんで私の腕を引きました。





他のファンの人が見てるのに、望くんは気にせず






「似合ってるで、さすがAちゃんやな。」




耳元でそう呟いた望くん。



そのあと頭をぽんぽんして




ステージに帰っていった。






私の心は



すっかり恋をしていたあの頃に逆戻りしてしまったみたい。

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作者名:くりみ | 作成日時:2020年4月7日 20時

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