Cream soda Ⅱ (ページ24)

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好きでしょ？ページ24

元木side

今日はレッスンもないし、学校も行ってない俺は家でゴロゴロしていた所

ピロリン

ひらつ湧ーどうせ暇でしょ?ご飯行こ!

平塚から俺の暇さを見越したようなメッセージが届く
どうせってのが癪だが俺の返事は勿論決まってて、すぐさま返事を打つと出かける用意を始めた。

指定された駅で待っているとショップバックを何個も下げた平塚がやってくる

平塚「さ、お腹すいたし行こー」

俺を見つけてそう言って歩き出す平塚。
マジで自由だなコイツ。

元木「お前めっちゃ買ったな」
平塚「久々の買い物で良いものたくさん見つけちゃってー」
元木「あーそー。でさ、店決まってんの？」
平塚「えーこの辺店いっぱいあるからテキトーに歩いてればあるでしょ。」
元木「お前なぁ。」
平塚「あ、ここで良いじゃん！俺、ナポリタン食べたい！」
元木「適当すぎねぇ？お！オムライスあんじゃん。俺もここでいいや」
平塚「じゃ、決まりねー」

平塚の声で店に入るとなかなか洒落た店。
しかもちゃーんと個室っぽくなってるのも良い感じ

元木「悪くないな」
平塚「でしょー？行き当たりばったりでも良い所あるからぁー」

それから俺らはそれぞれ食いたいものを頼んで食べる
俺が頼んだオムライスは好みのふわふわオムライスで味もいい
常連になるのも良いかもしれないーなんて考えてると

平塚「前から気になってたことあるんだけど聞いてもいい？」

ナポリタンを頬張りながら
思い出したかのように口を開く平塚

元木「なんだよ聞きたいことって」

聞いて来たくせに、口に入れすぎたのかモグモグが中々終わらない。
終いには水まで飲み干しやがった

平塚「はぁー美味しかった」
元木「ああ、そりゃよかったな。で、聞きたいことって？」
平塚「湧ってさ、Aのこと好きでしょ？」

急に何を言い出すかと思えば

元木「だったら？」
平塚「えー告白しないのかなって。じゃないと盗られちゃうよ？」

今更Aに告白することはねぇよ。
盗られるも何もなぁ

元木「しねぇよ。だって振られてるし」
平塚「振られてるんだぁ…って、え？告白してたの？！」
元木「告白したよ。なんなら一時期付き合ってたから」
平塚「えー！！！知らなかった」
元木「まぁ周りには内緒にしてたしな。
　もう2年経つし時効だから言ったけど、他の奴らに話すなよ？」
平塚「え？うっちー知らないの？」
元木「知ったらどうなるかわかんだろ？」
平塚「それもそうだね…」