Cream soda Ⅱ (ページ16)

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体調不良① ページ16

最近休む時間が取れていないことは分かってた
朝起きた時からなんとなく違和感を感じてたけど勿論休みな訳もなく
今日はお昼まで大学の授業で、夕方からレッスンの予定というスケジュール。
いつもなら問題なくこなせる筈だった。

A「おはよーございまーす。って流石にまだ誰もいないか。」

授業も終わりそのまま事務所に着くとまだ時間が早いせいか誰も部屋にはいない。
近くのソファーに荷物を置き、コンビニで買ってきた遅めの昼食を食べ始めてみるものの、
食欲はわかずサンドウィッチを1かけ食べて手を止めた所で、ドアを開ける音が聞こえた。

稲葉・鈴木「おはようございます」
A「…あー、みっちーと悠仁おはよう。早いね。」

いつもとのテンションの違いに顔を見合わせる2人

稲葉「…あの、Aちゃん。どうかしましたか？」
A「…え？」
鈴木「いや、いつもなら稲葉に絡むか俺にも色々言ってくるじゃないですか。」
A「…そうかな？そんな日もあるよ！何もないから心配しないで！」

どう見ても空元気その様子に、違和感を覚えつつAの返答に何も言えない2人

A「やだなぁ！そんな心配そうな顔しないでよ！あ、レッスンまで時間あるから別室で寝てくるねー！」

そう言うと、食べかけのサンドウィッチをコンビニの袋に素早く放り込みAは部屋を出て行った。

それから時間がたち続々とメンバーたちが集まってくる

黒田「おはようございまーす！」
内村「あれぇ？Aまだ来てないのぉー？」
元木「そこにあるのAの荷物じゃね？」
平塚「トイレでも行ってるんじゃない？」
安嶋「すぐ戻ってくるでしょ？」

Aの所在を気にするメンバーを横目に

稲葉「ねぇ、悠仁」
鈴木「何？」
稲葉「Aちゃんのこと、誰かに言った方がいいよね？なんか、顔色悪かったし」
鈴木「え？ああ。そうだな。青…」

悠仁が声をかけようとした時だった

嶺亜「失礼しまーす。あ、もしかして練習中だった？」
皇輝「いや、これからです。」

皇輝の返答を聞きながら周りを見渡す嶺亜

嶺亜「どこにいるかなー。」
皇輝「え？なんかあったんですか？」
嶺亜「ん？連れて帰ってもらおうかなーって。あ、いたいた。」

ドアの前から奥のソファーに近付き

嶺亜「うっちー来れる？」
内村「…え？俺っすか？」
嶺亜「そう。体格的にも1人で持ち帰れるでしょ。じゃ、行こっか。」

嶺亜は内村を連れて部屋を出て行った。