Twitter診断メーカー(愛してる) ページ2
私は何度も何度もこの世界を繰り返してきた。
1度目は君と友達になれる世界
2度目は君と双子だった世界
3度目は君と同級生だった世界
4度目は……君と恋人だった世界
そして君が私の前で死んでしまう世界。
4度目からは君と恋人になる世界しか繰り返してなかった。
だけど、君はすぐ私の前から消えてしまう。
何度君の傍に居たのだろう。
それすらもう数えるのを辞めた。
何をしたって無駄。
君を助けようとしたって。
君は「大丈夫だよ」なんて強がっていた。
病気の時も。
事故にあった時も。
その度、私の口から伝えようとした言葉がふっと浮いて消える。
ちゃんと、君に「愛してる」って伝えたいのに。
それすら出来ないなんて。
____
「おきて、ねぇ、おきて。」
「おはよう。今日はとてもいい天気だよ。」
…その声も暫くしたら聴こえなくなるんだろうなぁなんて思いながら目を開けた。
そこには呆れた様な顔をした君が私の顔を覗き込んでいた。
今日は、今日こそは伝えるんだ。
私なりの「愛してる」を
すぅっと部屋の空気を吸い込み、君に向かって
「おはよう、…ねぇ、"ぎゅっと、抱きしめて"? 」
____
(今だけの幸せな空間)
"急にどうしたの?"
"ううん、なんとなくだよ"
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作者名:Alicia | 作成日時:2017年8月10日 19時