【APH】おくにとともに【短編集】

軋み|菊 ページ8

.








「菊さーん、……菊さん？あれ、いないんですか？」







＿＿ぎしり、






「ポチくん、菊さん知らない？」







＿ぎしり








「うぅん、どこ行ったんだろう。今日は外に出ない、ってあんなに頑固に言ってたのに…」






ぎし、ぎしり



















「あらあら、こんな所まで来て、どうしましたか？」













「あらあら、こんなところまできて、どうしましたか？」


「あらあらこんなところまできてどうしましたか？」


「＿らあらこん＿ところまできてどうしまし＿か？」



「あらあら、こんな所まで来て、ど」



？


















目を覚ますとそこは畳の上で。そこには菊さんが心配そうにこちらを覗いていた。菊さんが言うには、私は物置近い廊下で倒れていたらしい。その時、菊さんは丁度氷菓を買いにいっていたらしく、不在だったとのことだ。
彼は眉を下げ心配そうに言った。



















「全く、あんな所まで行って、どうしたのですか？」

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