99【TH】 ページ3
「本当のことじゃないですか。あれでテヒョンイヒョンだって・・・」
ジンヒョン、ザマミロと思っていたオレは、ジョングクが急に話の矛先をオレに向けるからぎょっとした。
「ちょっと!オレは違う!」
慌ててジョングクを止めに入ったオレに、Aさんが(へぇ・・・)と呆れたようにつぶやく。
「違うよ、Aさん、オレじゃなくて、ジンヒョンだって!」
「ヤ〜、お前、なんでそんなこと言うんだよ、テヒョンア!」
オレがAさんに言うと、ジンヒョンが耳を真っ赤にしながら振り向いた。
「だって、本当じゃん!あれはヒョンが」
「違う、元々はナムジュニが」
最早何の話をしてるのだかという状況に、ジョングクが静かに、「テヒョンア?」と呟く。
「テヒョンアって、テヒョンイヒョン?何が?」
誰が、じゃなくて、何が。
ジョングクは、益々わけがわからないといった不機嫌な表情をして、その目を更に大きく開いた。
そうだ、こんな話をしている場合ではないのだ。Aさんが聞いているからつい。
「・・・ヒョン?」
ジョングガがそう言うのは、ジンヒョンに向けてに違いないけれど、その目はしっかりオレを見据えている。
困惑の中にも確信のような、不思議な色がジョングクの瞳の中に見えた。
「ジョングガ」
オレ達はあまりにも長い時間一緒にいたから、きっとだからわかるんだ。
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Couldbe(プロフ) - monさん» コメントありがとうございます。お返事遅れてスイマセン💦ようやく更新しましたので続編もどうぞよろしくお願いします。 (2022年8月9日 17時) (レス) id: 451ed8da22 (このIDを非表示/違反報告)
Couldbe(プロフ) - あみさん» いつもありがとうございます。続編作りましたのでよろしくお願いします。 (2022年8月9日 17時) (レス) id: 451ed8da22 (このIDを非表示/違反報告)
mon(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいています!更新楽しみにしています!!! (2022年8月4日 16時) (レス) id: 2405002688 (このIDを非表示/違反報告)
あみ - 更新ありがとうございます。とっても嬉しいです。切なくて泣いてしまいました。これからも楽しみにしています。 (2022年7月7日 21時) (レス) @page48 id: 1af90d72a0 (このIDを非表示/違反報告)
Couldbe(プロフ) - もかさん» コメントありがとうございます。私もリアルが忙しすぎて更新できず・・・っ! (2022年7月7日 18時) (レス) id: 451ed8da22 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Couldbe | 作成日時:2022年5月8日 17時