Pleasant place 4

後悔先に立たず　1 ページ6

バカだなってテヒョンイヒョンに言われてむかついてたけど、多分オレはほんとにバカで何も知らなかったんだと思った。





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授賞式は無事終えて、これから出演者と関係者が出席するパーティに参加するとなった時に、関係者もそれなりにドレスアップしようかということになった。


マネージャー達は男だからスーツで良くて、ヌナも通訳だから出席なのだけれど、そのヌナもスーツで構わないと言う。







「通訳なんだしこのスーツで出ますよ」







授賞式にはヌナは黒のパンツスーツを着ていた。

メイクもちゃんとして、それはそれですごく綺麗でカッコ良かったけど。






「でもパーティは仕事というより、スタッフの慰労も兼ねてますから・・・。

Aさんには今回無理言ってお世話になりましたし、その御礼も兼ねて」







マネージャーにそう言われて、ヌナはちょっと困ったように眉を下げた。







「ありがたいですけど、肝心のドレスを持ってきていないので・・・」






ヌナが言いかけた時。







「そんなの借りればいいじゃん」







オレがそう言うと、ヌナはぎょっとしたように目を大きくした。



パンツスーツのヌナもいいけど、ドレスアップしたヌナを是非見たい。

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