今日はありがとう 3

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チュン…チュン…



健「…っ…ふぁ〜……

ん…あれ…」



翌朝、目覚ましよりも少し早く目が覚めて

はじめて違和感。




もう朝…？

今日は久しぶりによく寝れた。

お腹もゴロゴロしてない…。





最近はずっとお腹の調子が悪かったから

夜も度々トイレに呼ばれてはひたすら下して

あまり熟睡できなかった。

久々に夜中一度も起きずに爆睡できた気がする。




市販の薬が合わなかったのかな…。



健「んー…ま、いっか。」


喉の痛みも少し良くなってる気がするし

何はともあれ薬が効いてるならまぁいいや。





薬の効果が抜群で日に日に楽になっていく身体に

薬が合わなかった事すら忘れていった。







そして数ヶ月後…



健「…ックシュンッ…ズズッ…はぁ…」


また風邪をひいた。





確かこの辺に…

あ、あった、あった。




そして前回のことなんか全く忘れて

またあの薬に手を伸ばし、



「健人君、いいねぇー。

こっち向いてー！」

カシャッ

カシャッ


ギュルギュルギュルギュル〜

健「…っっ…すいませんっ

ちょっと、また…」






「さて、今日のおみや代は誰だ！！」

ギュル…ギュルギュル…


健「ちょ…っごめんなさい…」





マリ「健人君ー、ここ教えてー」

健「どこ？」

マリ「ここなんだけど〜…」


ギュルッ…

健「っ……」

マリ「健人君？」



ギュルギュルギュルッ…！


健「ごめ、ちょっとトイレ行かせて…っ」

マリ「え、ちょっと！え？健人君！」





ビシャッ…ビシャビシャビシャビシャーッ！


健「はぁ…いったぃ…」



お腹の調子も前回よりもはるかに悪く、

仕事中でも、プライベートの会話中でも

容赦なく襲ってくる下り龍に

身も心も参ってる…。




健「…っっー…！」


そして立ちくらみも前回よりも酷くて

落ち着くまで手をついてひたすら待つ。


本気で仕事にも支障をきたして困っていた。

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