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「付き合わせちゃってごめんね?」
翔「ううん、どーせなら早く帰りてぇし。笑」
私より少しだけ先を行ってくれて
歩きやすいように道を作ってくれる。
翔「やべ、あと3分？」
このままじゃ間に合いそうにない…
「うん、私やっぱり走って行くね!」
翔「ん、転んだら大変だし。」
って手を差し出してくれるけど…
甘えていいものか悩む。
「大丈夫!」
ダメだよ、
彼女いるもん。
私だって彼氏いるもん。
翔「転けんなよ？」
「うん!」
ヒールの音立てて…走り出す。
やっと駅に着いた時には
電車が行ってしまった。
翔「うわぁ〜…
まじかよ。」
「…っはぁ、っはぁ、きつ…」
翔くんは平気そうな顔して
しゃがんだ私を見下ろす。
翔「大丈夫？笑」
この疲れ様、笑われてもしょうがないよね。
「久々に走ったのに…
乗り遅れた、ショック。」
翔「ヒールでそんな走れんのすげーわ。笑」
「っていうか、ごめん!
走らせて、乗り遅れちゃって…
翔くんの電車そろそろじゃない?」
翔「あぁ、うん。
Aちゃんどうする?」
「タクシーで帰ろうかな。」
翔「東区まで！？
相当かかんじゃん。」
「たまーに、やらかす時タクシーだから大丈夫。笑」
翔「っつってもねぇ…」
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作者名：ハル
| 作成日時：2014年12月20日 9時
