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ハァハァ…って息が上がってる翔さんが
私の顔の横に肘をついて
チュッてキスする
そのままバタンとベッドに倒れこんで…
翔「はぁ〜、やべぇ」
っていうから
チラッと横見たら
翔「また会える？」
って…
コクコク頷くと
翔「まぁ、彼氏と別れてくんなきゃ
俺のものっては言えないんだけど」
ちょっと口を尖らせてそう言うから可愛くて
でも、困った
彼氏と話ししなきゃだなー…
翔「超困ってる、笑
まぁ、俺はいつまでも待つよ。」
「…あの、」
どうしても聞いとかないとモヤモヤしちゃいそうで
翔「なに？」
超優しいっていうか愛しそうな顔で見てくれてる…
「なんで、私なんですか?」
翔「へぇっ！？」
意味がわからないって顔してる
「翔さんモテるはずだし…
彼女いないのが不思議で
もしかして私は福岡の女、とかですか?」
翔「そんな思ってたんだ…」
軽そうって言ってるのと同じだ…
失礼だったかな、
翔「モテる…はちょっと否定できないかも、
まぁこんな仕事してるしね。
でも今までお客さんに手出した事ないよ、これはまじで。
仕事が忙しいのもあって会えないと女の子ってダメじゃん？
だからすぐダメになんの、」
「はぁ…」
翔「実はさ、ユキちゃんから色々話聞いてて
会う前から知ってるみたいな感じだったんだよね
超一方的なんだけど」
ユキが私の話を…?
翔「ユキちゃんがお店に来てくれる時
俺も結構いたりして、あとは常連さんのパーティーとかね
で、Aちゃんの話結構聞いてたんだよね
可愛いけどしっかりしててとか
まぁ色んなエピソードね、笑」
「えっ、何話したんだろ…」
翔「授業サボってトイレに隠れてた、とか…」
「あぁ…」
ヤンチャしてた時の悪友でもあるから…
恥ずかしい話ばっかりじゃないかな
翔「まぁ授業じゃなくて生徒指導的なやつだったっては
言ってたけど…
見た目と違って言いたい事は言うとか先生にも反抗するとか
どんな子なんだろーって単に興味湧いて…
実際会ったら想像と違ってフワってしてんのに
しっかりしてるし、まぁ何より可愛いってか
タイプだったんだよね。」
「えぇ…」
翔「久々自分からいいって子ができて
アプローチの仕方忘れてるから
こんな結果に。」
って笑いながら何も着てない自分達を見る。
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作者名：ハル
| 作成日時：2014年12月20日 9時
