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「080…17、えっと…
あ、00…です。」
テーブルに置いてたスマホが震える
ん?と思ったら
翔「登録よろしく。」
って
登録しとけよって意味だったのか
私の番号がちゃんとあってるかを調べたのかは
わからないけど慣れてる
翔「じゃ、気をつけて帰ってね。」
「はい、ありがとうございます。」
翔さんが帰った後
ユキ「狙われちゃったね。」
って笑いながら言われた
「もう会う事もないだろうし大丈夫」
ユキ「どうかな〜?」
って、その時は本当に会う事なんてないって思ってた。
次の日飛行機に乗る直前に電話が鳴った
番号見て翔さんだってわかった。
「もしもし?」
翔「登録してくれてた？」
「いや、してなかったです。笑」
翔「やっぱり。笑
空港？」
「はい、もうすぐ乗ります。」
翔「気をつけて帰ってね。」
「はい、ありがとうございます。」
翔「またね、Aちゃん。」
どうしてこんなに構ってくれるのかわからなかった
ただ、マメな人なのかな?
福岡に戻って毎日今まで通り過ごしてた。
翔今週末彼氏帰って来る?
急に翔さんからのLINE
彼氏がいて遠距離なのも知ってる
A今週は帰って来ません。
翔じゃあ行っていい?
え?どういう事…?
A福岡に、ですか?
翔うん、Aちゃんに会いに。
んんー…
何なんだろ?
これは完璧に好意を持たれてるよね…
私は追いかけたいタイプで
昔から、自分から好きにならないとダメだった。
寄って来られると気持ち悪いって思っちゃうタイプで…
でも翔さんには思わないって事は
ちょっといいなって思ってるからか
彼氏とマンネリ化してるからか…
会うだけならいいかなー…って悪い自分が出てくる
A仕事終わってからでよければ…
翔全然大丈夫。土日仕事?
A日曜は休みです。
翔じゃあ土曜仕事終わってご飯行こ。
Aわかりました。気をつけて来て下さい。
距離感がわからない
これ見られたらアウトなやつだよね?
私に会いたいって言ってくれてる人に会いに行くんだもんね
悩んでも仕方なく
ユキにも相談できず
毎日が過ぎていった
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作者名：ハル
| 作成日時：2014年12月20日 9時
