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「風邪!?
風邪、引いちゃったよね…?
わぁ、本当ごめん。
ちょっと薬、あっ先にお風呂?
お水飲む?」
翔「いやいや、大丈夫。
ちょっと寒かったけど…笑」
翔くん鼻声だ…
本当に私何やってるんだろう。
翔「後でシャワー借りていい？」
「う、うん!もちろん!
さっさと入ってきちゃうね!」
優しいからって
出会ってちょっとしか経ってない翔くんに
こんな失態晒しちゃうなんて…
「翔くん!
仕事、時間、大丈夫?」
翔「あぁ、うん。
昼から行こっかな？って。」
「…大丈夫、なの?」
翔「今日、アポなかったし大丈夫。
本当、心配しないで。笑」
なんて言われてもやらかした感は拭えなく
とりあえず急いでシャワーを浴びる。
「お待たせしました、
あの下着とか…」
翔「あぁ、買いに行けばよかった。
まぁ、いっか。笑」
さすがに元カレのを貸す訳にはいかないよね…
「あっ!
翔くん、もしよかったら…
これ。」
クローゼットの奥に隠してたショッピングバッグから
箱を取り出す…
翔「えっ?」
いかにもプレゼントなこれ。
「あっ、これ…
バレンタインのプレゼントで買ってて、
もういらないから…
私の趣味、というか…だから申し訳ないけど。」
翔「…まじ？」
受け取った翔くんの顔が自然に上目遣いで
ドキっとしてしまう自分がいた。
「うん、買いに行くよりは…」
翔「超ありがたい。笑」
快く?受け取ってくれた。
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作者名：ハル
| 作成日時：2014年12月20日 9時
