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翔side.
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やだ…
って、言った？
ゆっくり振り返ると
寝てるAちゃん。
でも、
俺のジャケット握ってる…
くぅ〜…
どうしたらいいんだ！
5年も付き合ってた彼氏に
浮気されて1人になりたくないってのはわかる、
確かにそうなるよな…
Aちゃんの手が離れるまで、
一緒にいよう。
幸せそうな顔して寝てるのに
涙の跡が目尻に残ってる。
側から見たら幸せそうなのに…
本当はわかんない。
Aちゃんの手が意外にもあっさりと離れ
寂しくなったのは俺の方で
今から帰るにしても寝る時間あんまねーし
ここで仮眠とって、ちょっと早く出た方が
まだ寝れる。なんて言い訳して、
大丈夫かも、確認したいし…
ソファに横になり、ブランケットを被る。
さみーけど…
眠気の方が勝って、いつの間にか寝てた。
.
あぁー…
目覚ましかけ忘れたよなぁ。
もしかして、
遅刻じゃね？
時計見るのも怖くて
どうすっかなぁー
なんて考えてたら
カタッて音がして
ゆっくり瞼を持ち上げる。
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作者名：ハル
| 作成日時：2014年12月20日 9時
