Another story ２ ページ12
昔から君は可愛いからモテてた。
…君に男が群がろうとしてたのが気に入らなかったんだ。
だから父様にトンファーを習った。
そしたらAに近寄る虫を駆除できるからね。
それから、僕がなんでひとりぼっちなのか知ってるかい？
僕の隣は君だけって決めてるから。
だから、隣にいつでも来れるように人を近寄らせないんだよ。
だからさ…
君が来なかったら僕の努力は無駄になっちゃうんだ。
「ふあぁ……」
そんなことを考えながら書類整理をしていたら眠くなってきた。
ヒバードが僕の肩に乗る。
ヒバードをひとなでして、頑張って瞼を開けて書類整理を再開する。
「きょーうやー！」
バアァァアンッ
丁度書類整理が終わった時に、派手な音を扉からたてながらAは入ってきた。
もう６時なのに…よく元気だな…
「恭弥、ずっとずーっと前から好きでしたっ！」
何度やっても慣れない、突然の告白はやっぱり嬉しくて。
でもやっぱりどこか悲しくて。
いつからこんなに僕は軟弱になったの？
「ふぅん…まぁでも悪くないんじゃない？」
冷静に言葉を返す。
その言葉になぜかAが怒る。
「ねぇ、もうちょっと考えてよーっ！」
「なにを」
「今までやってきた告白の中でどれがいいか、
とかさ〜」
むぅ、と頬を膨らます姿は明らかに子供で。
僕ら席を立って、Aの前に立ち、頬をつつく。
「…ちょ、な、なに」
「なんとなく」
…そうだ、僕ばかりドキドキするのはしゃくだから仕返ししてみよう。
どんな顔をするかな？
想像しただけで自然と笑みがこぼれてしまう。
僕だって、君が振られた時の予行練習、してあげる。
「ねぇA」
「なに？」
Aとの顔の距離を縮め、
「そんなことより、僕にしなよ？」
自分の中でできる限り優しく微笑む。
あーぁ、Aったら顔真っ赤だよ…
思わずクスリと笑いが溢れる。
「な…え！？」
「練習」
「はい？」
「君が練習してきたから、僕もしただけ」
「なっ……！」
今のドキドキ返せ！と顔を真っ赤にして怒る。
そんなの全く効果ないよ…。
それから、それは僕のセリフだから。
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剣姫(プロフ) - 空町琥珀さん» いえいえ！こちらこそネタ提供ありがとうございます(*´∀｀)私もよく家で発狂して犬に吠えられて親に怒られますwwありがとうございます、あっちも頑張ります(*´ω｀*) (2013年10月3日 19時) (
レス) id: dc7c621dd0 (このIDを非表示/違反報告)
空町琥珀(プロフ) - 採用ありがとうございます(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o)))友達と一緒に見て『恭弥様サイコー！』と叫んで、先生に怒られてしまいました( ´ ▽ ` )ﾉすごく面白かったです！ヤキモチの答えも頑張ってください☆彡 (2013年10月3日 18時) (レス) id: 178bc3e2ab (このIDを非表示/違反報告)
剣姫(プロフ) - 空町琥珀さん» ありがとうございます(*´∀｀)ぜひ見てくださいwあ、それいいですね、採用させていただきます！wお友達にもよろしくお伝えください(*´∀｀*) (2013年10月2日 19時) (レス) id: dc7c621dd0 (このIDを非表示/違反報告)
空町琥珀(プロフ) - 友達がめっちゃお願いしますだそうですσ(^_^;) (2013年10月2日 18時) (レス) id: 178bc3e2ab (このIDを非表示/違反報告)
空町琥珀(プロフ) - 次回作おめでとうです☆彡絶対に見ますね(・ω・)ノ友達がリア充なのでアイデア考えてもらったんですが、恭弥様は屋上のタンクで寝ているので主人公さんが膝枕をすることになって、イタズラをしようとしたらばれて、イタズラし返されるっていう話はどうでしょうか？ (2013年10月2日 17時) (レス) id: 178bc3e2ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：剣姫 | 作成日時：2013年9月22日 16時
