【名探偵コナン】婚約破棄されたらなぜかモテ期が来た② (ページ8)

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『見えた見えた』

一般道路で出してはいけないスピードを出しながら大石街道へと入って数分。

猛スピードでハンドルを切れば反対車線に蘭ちゃんから教えてもらった犯人の車を発見した。

中央分離帯のない少しの隙間をサイドブレーキを引きながらドリフトすれば数十メートル先に同じ車種の白いRX－7がアクセル全開で走行している。

『そこの車止まってくださーい』

無駄だと思うけど、一応サイレンをつけて拡声器で対応するもスピードが落ちる気配はない。まあそりゃそうか。

大人しく自首したら痛い思いしなくて済んだのに。

こうなったら強行手段しかない。

アクセルを全開で踏み込んで犯人の車と白のRX－7を一気に抜かしてハンドルを切ってフットブレーキとハンドブレーキを勢いよく引けば車体が横を向いて急停止する。

『骨折れても文句言うなよ〜』

運転席の窓からくるライトが眩しくて瞼を閉じれば、鈍い音と悲鳴のようなブレーキ音、激しいくらいの衝撃が襲いかかる。

猛スピードを出していた車は避けれるはずもなく、勢いよく車は運転席の側面と衝突して、中央分離帯にぶつかった衝撃で止まった。

『痛てて、こりゃこっちが重症かな』

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