【名探偵コナン】婚約破棄されたらなぜかモテ期が来た

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｢で、強盗犯は何人？｣


｢5人よ。全員銃を所持してるわ｣


｢やっぱり狙いはお金？｣


｢ええ、持ってきたケースに金を詰めろって言ってたけど｣





ふーん、と呟いた萩原が｢怪しい匂いがプンプンするんだよなー｣と顎に手を置いて考える仕草をする。




｢さっき俺も物陰で見てたんだけどさ、客を連れや知り合いごとに分けたり。

お金をバックに詰めるのを支店長1人に任せてたからさ。｣


｢それになぜか全員妙に時間を気にしていて……。｣







時間を気にしてる……？





｢気ニシテルケド全員ヤッツケバNo problem！！｣


『…私たち最強だもんね！！！』


｢ガンバルワタシタチ勝負ハコレカラデース！！｣






ここに足音が近付いて来たと思ったら、さっきまで流暢に話していたジョディさんが突然カタコトの日本語で大声で喋り始めた。






｢っだめだ！！｣



『いいから早く隠れて！大丈夫、上手くやるから！！』



｢そういう意味じゃ！！｣






腕を引っ張って小声で抵抗する萩原と少年探偵団に渾身のウィンクをかます。

一瞬腕を掴む力が緩んだ隙に、音を立てないように彼らをトイレの個室に追いやって私も大声を出すと、ドアの前には銃とスタンガンを持った目出し帽の男たちが居た。






｢いいんだよ。お前らは頑張らなくて｣






｢ゔっ！！｣


『ジョディさん！！……っ！！』







地面に崩れ落ちるジョディさんに手を伸ばそうとしたら、首筋に電気がバチッと走って、倒れ込むように視界がブラックアウトしていった。








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