CASE:53 褒めすぎだよ、コナンくん。 ページ7
緑川「ハムに塗ったオリーブオイルや、隠し味に入れる味噌に気づくところをみると…Aさんも料理するね？」
A「両親が仕事で家にいないことの方が多かったので、小学校の高学年ぐらいから祖母や兄の手伝いしてて覚えました。」
――リンリン。
安・緑・榎「いらっしゃ…あっ、コナンくん。こんにちは。」
コナン「安室さん、小五郎のおじさんが晩ご飯用のサンドイッチとか２人前作ってほしいって。…蘭姉ちゃん、園子姉ちゃん家に今日は泊まるみたいでいないんだ。」
安室「毛利先生のおつかいだね、分かった。すぐ用意するよ。……とりあえず、オレンジジュースでいいかい？」
コナン「うん、ありがと！…Aお姉さん、こんにちは。お隣座ってもいーい？」
A「コナンくん、こんにちは。いいよ。どうぞ。」
コナン「あれ？松田刑事と…お兄さん、だぁれ？…事件があったとか？」
コナンくんって、すごく不思議な子なのよね。
すごく可愛いところもあれば…何となく大人びてるところもあったりして――。
松田「ボウズ。相変わらず物騒だな、お前…。」
コナン「え、あはは…。」
萩原「“江戸川少年”、忘れてんの…ひどくない？だってキミでしょ？A姉ちゃんの手伝いで、【米花三丁目で爆弾が見つかった事件】で俺に電話してきたの。……今日はな、A姉ちゃんに安室さんのハムサンド食べてほしくて連れてきたんだよ。」
コナン「…あっ！じゃあ、お兄さんが“萩原隊員”なんだー。初めまして。えー。声だけじゃ覚えられないよ。…そっか、安室さんのハムサンド美味しいもんね！」
安室「コナンくん。はい、オレンジジュース。…驚いたな、萩原隊員のことも知ってるなんて。」
コナン「安室さん、さっき萩原隊員が言った【事件】は知ってるよね？あの日、交通安全の授業があって…僕、Aお姉さんの運転するパトカーに乗ってたんだ。その時に爆弾も見つけちゃったから、通報とかいろいろお手伝いしたんだ。」
安室「あぁ、なるほど。」
コナン「Aお姉さん、すごいんだ。萩原隊員に迷わずすぐ電話してたし…『処理班は準備にちょっと時間かかるから』って松田刑事にも応援頼んでたしね。『松田刑事も爆発物処理班にいた人で、解体技術すごいんだよ！』って僕に教えてくれたんだよー。」
褒めすぎだよ、コナンくん。
安室「それは、Aお姉さんもすごいね。」
緑川「コナンくん。唐揚げやフライドポテトなんかもあったら、食べるよね？」
CASE:54 爆発物を解体できる理由。→←CASE:52 "看板娘"の梓さん、登場。
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作者名：真桜 | 作成日時：2023年5月1日 18時
