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ゴーゴー幽霊船 とりっぴぃ 続き ページ22

「そんじゃあ、やるこたぁ一つだな!」
「え、ちょ!?な、何をするつもりなのさ!?」

肩をぐるぐる回し、全ての事情を聴き終えた愛ゴリは、急に立ち上がり、廃車のシートに座った。

「決まってんだろ?こうすんだよ…ッ!!」

「えぇ!?ちょっ、それは……!」


*・*・*・*

ザーザーと、やけに雨音が耳に入ってくる。

私は唯一の友達に対して、あんなに惨いことをしてしまった。
許されるはずもないし、許されたくもない。
アンドロイドさん、私を一生恨んで、それでずっと私の元に訪れなくっていいよ。

玄関先にへたり込み、扉に手をかけ、ぽろぽろと落ちる涙をそのままに、彼のことを考えた。

どうしよ、これで本当に彼が私の元に来なくなったら…
学校も親が行かせてくれない、家の外にも出してくれない。
外のことを全く知らないまま、一生を終えることになるのかな…?

ずぅっと前に教えてくれたこと、まだ覚えてるんだよ?
四つ葉のクローバーを見つけたら幸せになれるとか…お茶の葉っぱが立つとその日はいいことがあるとか…

あれ?アンドロイドさんが来たのは、先週だよね?
じゃあ、誰がこういうおまじないを教えてくれたの?

車が通る音がする。
嗚呼、父様と母様が帰って来たのかな…?
どうしよう、このこと相談しようかな、でもそしたら怒られるだろうし…
ぽたぽたと床にしみをつくる涙を見ていると、何か違和感を感じた。

「…え?」

ガシャンガシャンと、車が動くにしては不自然な音がする。
そういう車がどこかにあるとしても、少なくともうちの車じゃない。

それが、こっちに、急速に向かってくる。
逃げなきゃ、という警告が全身に伝わった。

でもその時にはもう手遅れで、バキバキという轟音とともに、目の前が、閃光のようなライトに包まれた。



「………迎えに来ちゃった!!」

アンドロイドさん…とりっぴぃ…ごめんね、ごめんね、ごめんね…
ゆっくり薄れ逝く意識の中に、私の中の唯一の友達が笑っていた。



ゴーゴー幽霊船 米津玄師

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雛月美鈴 - 空屋さん» リクエストありがとうございます!(大罪短編の方でもリクエストしてくださいましたよねありがとうございます)towacoさんで、リバーシブル・キャンペーンですね!恐らく続編での更新となりますので、よろしくお願いします! (2018年6月11日 9時) (レス) id: 98dfe5f018 (このIDを非表示/違反報告)
空屋(プロフ) - リクエストなんですが、towacoさんでリバーシブル・キャンペーンを書いていただきたいですm(*_ _)m (2018年6月11日 1時) (レス) id: a84e1330a7 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - おおおおおおおおおお!ありがとうございますうううううう!さいこーですううううう!! (2018年5月7日 20時) (レス) id: a9c85d66d2 (このIDを非表示/違反報告)
雛月美鈴 - 涙さん» コメントありがとうございます!面白いと思っていただけて嬉しい限りです!あろま先生で、「地球最後の告白を」ですね!もしかしたら続編での更新になるかもしれませんが、連休中には頑張らせていただきます! (2018年5月2日 16時) (レス) id: 98dfe5f018 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - とても面白いです!リクエストいいですか?あろま先生で『地球最後の告白を』お願いします! (2018年5月1日 19時) (レス) id: a9c85d66d2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雛月美鈴 | 作者ホームページ:Nothing  
作成日時:2017年6月27日 17時

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