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1~誤解編~ ページ2

カーテンから朝日が差し込む。
その光が眩しくて目が覚めた俺は、上半身を起こそうとする。

すると、

『い”だぁっ!?』

腰に鈍い痛みが走りました…

痛みと同時に、昨夜の様子がフラッシュバックする。

この痛みの原因を察した俺は、
隣でスヤスヤと寝息をたてる痛みの犯人、ころんの頬を抓ってやろうかと手を近づけたが、

綺麗にされてるベッドや、きちんと着せられている服を見つけて手を引っ込める。

その代わり顔を近づけ、向き合った体勢になってみる。

こうしてみると、ころんってまつげ長いなあ。

なんて考えていると、

「んぅ…A〜…」

と、少し声を漏らしながら寝返りをうったころん。

その姿が可愛くて、昨日あんなに攻めてきた男だとは思えなくて、クスリと笑みを零す。

悔しいけど、なんだかんだ愛おしいんだよね。

…まぁ、本人には言ってあげないけど。


なんて考えていると、

ギュッところんが抱きついてきた。

起きたのか、と思って顔を覗くも、目は閉じている。

『寝てる…』

やっぱり子供みたいで可愛い、と一人心の中で呟く。

だけど…ころんって抱きつき癖あったっけ。
 
とふと思う。

そして、内心焦る。

今抱きついたのが俺だったから良かったけど、もし他の人だったら…

ころんは飲みの場の後、すとぷりメンバーや後輩さんに”酔って寝てしまった”と家まで送ってきてもらうことが多々ある。

それで抱きつき癖があったら、俺以外の人にも媚び売りまくりじゃん。

そう思うと、悲しいようなイライラするような、絶対に良い感情とは言えないものが心の中に溜まっていく。

…。

だが、変にころんを束縛して困らせたくない俺は、気分を変えようと自分の頬を軽くパチンと叩き、一つ息を吐く。

だめだめ。ころんを困らせるのが一番いけないんだ。

そう無理やり気持ちを切り替え、朝ご飯を作ろうとベッドを抜け出そうとする。が、

『?』

ころんの腕からの拘束が解けないのだ。

グイッと引っ張ってみても取れない。

なんd…

「あのさぁー、」

突如背中の後ろから聞こえた声にビクつく。

「僕からのぎゅー拒むとか何様なワケよ。」

拗ねたような声で言うころんは、俺に抱きつく腕の力を強めた。

「せっかく僕がぎゅーしてあげたのに。意味わかんないんだけど?」

…拗ねているようで、フワフワした声だった。
きっと寝ぼけているんだこの人は。

そう思うと、さっき振り払った嫌な考えがまた頭をよぎった。

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うーろん茶(プロフ) - まかろんさん» ありがとうございます!(><) (2020年11月21日 19時) (レス) id: d61c86a65f (このIDを非表示/違反報告)
まかろん - 凄い面白いです!頑張ってください! (2020年11月20日 22時) (レス) id: 556f13d39f (このIDを非表示/違反報告)
うーろん茶(プロフ) - メルヘンさん» ありがとうございます!そう言って頂け嬉しい限りです! (2020年10月10日 9時) (レス) id: d61c86a65f (このIDを非表示/違反報告)
メルヘン - 続きがすごく気になります!これからも頑張ってください! (2020年10月10日 7時) (レス) id: e7868645e8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:うーろん茶 | 作成日時:2020年9月21日 18時

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