11. Stay with me.【11/12】 ページ15
じんわりと熱のこもった目で恥ずかしそうにシリウスを見つめるAは、今までにないほど可愛らしかった。他の誰も、Aのこの顔は見たことがないはずだと思うと、奇妙な満足感がこみ上げて来るのを感じた。それと同時に、無理やり襲うような状況だったことに罪悪感が沸く。
「ごめん」
何故抑えられないんだ。これでもしAが怯えて、シリウスのことを嫌いになって、放課後も会いたくないと言いだしたらどうするんだ。耐えられない、別れたい、と泣かれたりしたら……。想像するだけで胃が痛くなる。
ちょうど作業を終えたジェームズとリリーが植木鉢を運んで温室に入ってきた。ジェームズは、シリウスとAが温室の隅に隠れるように立っているのが不思議に思えたようだ。当然だ。
「なんでそんな隅にいるんだい？」
「ポッター、こっちよ」
リリーが察して促してくれたおかげで、ジェームズの気はそれたようだ。Aが「ありがとう」と口の形だけで言うと、リリーがウインクを返した。シリウスには二人のやり取りが不可解だったが、Aはシリウスの手を引いた。
「行こう？ スプラウト先生なら、もしかしたら先に授業を抜けて良いとおっしゃってくださるかも」
Aの方からシリウスに声を掛けてくれたことに、シリウスは心の底から安堵した。まだ嫌われてはいないのだ。それでも、もう二度と無理やり唇を塞ぐようなことはするまいと誓った。
Aが期待したほどスプラウト先生は甘くはなかった。作業の終わっていないペアの手伝いをするよう命じられてしまったのだ。作業が一番難航している、ピーターとハッフルパフの女子生徒のペアを二人で手伝うことにした。
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Helga(プロフ) - ノさん» 一番好きだなんて嬉しいです！(*´>∀<｀*)たくさんのときめきをご提供できるように今後もがんばります(*´∇`*) (2020年5月20日 17時) (
レス) id: 4936191a5f (このIDを非表示/違反報告)
ノ(プロフ) - シリウス落ちの小説の中でいちばん好きです！ときめきが止まりません… (2020年5月20日 15時) (レス) id: 9ec259d83f (このIDを非表示/違反報告)
Helga(プロフ) - ケイトリンさん» なんと！こちらでも見つけて頂けるなんて嬉しいです(*ﾉω・*)てれてれ 今後とも楽しんでいただけるようがんばります！ (2020年5月19日 22時) (レス) id: 4936191a5f (このIDを非表示/違反報告)
Helga(プロフ) - はなさん» ありがとうございます！読み返して頂けるなんて嬉しい…！！引き続き楽しんでいただけるようがんばります(*´∇`*) (2020年5月19日 22時) (レス) id: 4936191a5f (このIDを非表示/違反報告)
ケイトリン - pix○vでも読ませて頂いてます！本当に面白いです！毎日の楽しみにしてます(笑)無理せず頑張ってください！応援してます！ (2020年5月19日 18時) (レス) id: a8b20e8257 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Helga | 作成日時：2020年5月16日 10時
