32.口に出せない ページ32
終わった。
夕飯の準備が終わった。
終わってしまったのだ。
時間もそろそろ皆がお腹が空いてくる時間帯、必然的にみんなをダイニングに集めなきゃいけなくなるわけで。
ルフィとかゾロは野生的勘やら匂いやらで釣られてくる、ナミとロビンは元々この部屋にいた。
ルフィが騒ぐことによってウソップとチョッパーはなんとなく察して部屋に入ってくる。ブルックは例の能力で壁をすり抜けて時々様子を見に来ていた為既に席についている。
「サンジとフランキーがいないのか！珍しいな。」
つまみ食いしようと腕をこっそり伸ばしてくる船長の手を叩き落して呼んでくる為ダイニングを出ようと扉に手をかけた。
「俺も呼んでくるぞ！」
「ありがとう、じゃあ私フランキーを探してくる……。」
「Aはサンジくんね。チョッパーがフランキーをお願い。」
「お、おう。わかった……？」
笑ってない目元に威圧を感じて私もチョッパーも素直に頷くことしか出来なかった。
場所はわかっているのだ。探す手間が省けるのだ。話しかけるだけなのだ。簡単なのだ。もう皆に心配はかけられないのだ。大丈夫、大丈夫。
男子部屋の前に差し掛かった時点で心拍数がどうにかなってしまいそうな程暴れ周りなかなかノブを捻ることが出来ずにいた。
がちゃり、私が回していないのに扉が開いた。目の前に立っているのは今しがた私がもんもんと考えていた本人。
扉を開けた瞬間に私がいたことに向こうも驚いたのか目を見開いたまま固まっている。なにか話しかけなきゃ。
ご飯出来てるよ。さっきはごめんね、何が原因か分からないけど。きっとサンジにとって嫌なことをしてしまったんだよね。
久しぶりにまともに顔が見れたね。話しかけるなって言われたのにごめんね。好きだよ……。
気づけばぽろぽろと涙が零れていた。
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珈琲屋(プロフ) - えりさん» えりさんわざわざコメントありがとうございます！こんなこと言える者でもないのですが、災害にはくれぐれもご注意くださいね……！ (2018年6月21日 0時) (
レス) id: c4813add24 (このIDを非表示/違反報告)
えり(プロフ) - よかったです！そんなに被害がなくて！（(*´v｀*) (2018年6月20日 23時) (レス) id: bf7b57301c (このIDを非表示/違反報告)
カー(プロフ) - 珈琲屋さん» こちらこそありがとうございます！楽しみにしてます！ (2018年5月20日 17時) (レス) id: e4298f3c08 (このIDを非表示/違反報告)
珈琲屋(プロフ) - カーさん» コメントありがとうございます！GOLD本当に大好きなので嬉しいです！サンジもゾロもみんなかっこいいですよね！あわわ、ありがとうございますっ…！これからも応援よろしくお願いします！ (2018年5月20日 17時) (レス) id: c4813add24 (このIDを非表示/違反報告)
カー(プロフ) - 私もGOLD見ましたよ！サンジくんかっこよかったですね！お話すごく楽しく読ませていただいてます！これからも更新頑張ってください！ (2018年5月20日 15時) (レス) id: e4298f3c08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：珈琲屋 | 作成日時：2018年4月29日 2時
