29.思わず ページ29
サンジside
「っんまそーだな！1口くれよA！」
「ルフィの1口って大きいからだめ。切り分けてあげるから待ってて。」
「おう！待ってる！」
Aの目の前で穴が開くほどAとその手元を見ているルフィ。距離が近え。
嬉しそうに笑うAを見ていられず俺より幾らか低い身長の彼女の頭に腕を乗せて寄りかかった。
「何ニヤニヤしてやがんだよ。」
重そうに、鬱陶しそうに、俺の手を除けた。
「別に。ルフィとの会話を楽しんでただけ。」
「そうだぞサンジ！お前には肉はやらん！」
「お前ら、誰が助けてやったと思ってんだ。」
お前とルフィが話してるのが許せなかっただけなんだよ。……ルフィはこの船の船長で、仲間で、Aになんのやましい想いなんて持ってないはずなのに。
彼女が他の誰かと一緒に笑いあってることが俺にとってはすごく不安で、焦って、誰よりも一緒にいたくて、嫌われたくなくて、大事な……。
そんな思いを頭から振り払ってルフィを遠くへ軽く蹴り飛ばした。酷いことをしているという自覚はある。悪いなルフィ。
「もう、せっかく試しに食べてもらおうと思ってたのに。追い出す必要なんてないでしょ？」
拗ねて出ていったルフィの擁護でもするかのような物言いに腹が立ってしまう。そのせいか頭に血が上ってしまい、思いがけないことを口走る。
「ふざけんな、俺が今までどんなにっ……。」
ばっと急いで口を閉じて手で隠した。俺がいきなり怒鳴ったことに驚いてはいたが、その後何も言わないことに疑問を持ったらしく首を傾げている。
このままこの場にいたら続きを口走ってしまいそうでなんでもないと嘘を紡いで逃げるようにその場から立ち去った。
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珈琲屋(プロフ) - えりさん» えりさんわざわざコメントありがとうございます！こんなこと言える者でもないのですが、災害にはくれぐれもご注意くださいね……！ (2018年6月21日 0時) (
レス) id: c4813add24 (このIDを非表示/違反報告)
えり(プロフ) - よかったです！そんなに被害がなくて！（(*´v｀*) (2018年6月20日 23時) (レス) id: bf7b57301c (このIDを非表示/違反報告)
カー(プロフ) - 珈琲屋さん» こちらこそありがとうございます！楽しみにしてます！ (2018年5月20日 17時) (レス) id: e4298f3c08 (このIDを非表示/違反報告)
珈琲屋(プロフ) - カーさん» コメントありがとうございます！GOLD本当に大好きなので嬉しいです！サンジもゾロもみんなかっこいいですよね！あわわ、ありがとうございますっ…！これからも応援よろしくお願いします！ (2018年5月20日 17時) (レス) id: c4813add24 (このIDを非表示/違反報告)
カー(プロフ) - 私もGOLD見ましたよ！サンジくんかっこよかったですね！お話すごく楽しく読ませていただいてます！これからも更新頑張ってください！ (2018年5月20日 15時) (レス) id: e4298f3c08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：珈琲屋 | 作成日時：2018年4月29日 2時
