Code‐暗号解読‐ (ページ3)

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第3話（サバイバー）ページ3

ジ｢I can hear a screan from a distance｣(遠くから悲鳴が聞こえる)

ジョニーが言った。

その瞬間漂う焦燥感

しばらくして、遠くから椅子の音が聞こえた。

しまった！ロケットチェアに縛りつけられたか？！

自分の視野の右上には、庭師のころんがロケットチェアに縛りつけられた事を示していた。

隣で目を見開いていたジョニーがふと自我を取り戻したように叫んだ。

ジ｢I have to go to help my Friend！｣(仲間を助けないと！)

すると、ころんがチャットで言った。

ころん《今、調香師のさとみくんが追われてる！誰が助けに行く？助けてくれたら僕が行く。君のため？僕のため？違う、チームのためだ！怖いかい？怖いかも？怖くない！諦めんな！》

その瞬間メッセージを見たジョニーが、ころんが縛りつけられているロケットチェアに向かって走り出した。

しばらくしてから、追跡を逃れたのだろう、さとみがチャットに書き込んだ。

さとみ《やる気ない？センスない？およばない？向いてない？関係ねぇ！仲間のためならどんな事でもやり遂げろ！お前の心は動きたがってんぞ！》

ころん《さとみくん！無事だったんだね！一回殴られてるから、助けに行く！》

私はこのゲームで仲間の大切さを学んだ。

ちょうど使っているサバイバーは医師だ。

《私も！》

チャットに書き込んだ。

すると、ころんから返事が来た。

ころん《サンキュー！医師がやると回復早いんだよね。さとみくんはえーと、Aの近くにいるから！僕が行くまで回復してあげて！》

《了解！》

そして、周りを見渡してみると、左腕を抑えたさとみが走ってきた。

さ｢ごめん、回復頼めるかな？｣

『大丈夫！すぐ手当するから。』

流石医師。手当は10秒ほどで終わった。

2人で顔を見合わせて微笑み会う。

その瞬間、真後ろでザッという音がした。

振り向くと、今回のゲームのハンターであるリッパーがこちらを見下ろしていた

さ｢早く逃げて！｣

さとみがそう呼びかけるも、私は動くことが出来なかった。

すると、リッパーが腕を大きく振り上げ、私の方へと攻撃してきた。

このままじゃ、終わるっ！

そう思った時、リッパーが腕を振り下げた。

誰もが死を覚悟した。

だが、盾になってくれた人がいた。

さとみだ。

さ｢俺は、君を守るためなら痛みなんて構わないから大丈夫。ほら、早く逃げるよ！｣

さとみに手を取られ、一緒に走っていった。