藍沢先生の日常

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白石「藤川先生、命令どうするの？」


藤川「そうだな……8番が9番にドラマチックにイケてる感じで告白！どうだ？」


冴島「以外に面白いかもしれませんね」


雪村「イケてる感じって結構アバウトですけどね」


横峯「じゃあイケボで告白は？」


藤川「イケボ？なんだそれ」


横峯「簡単に説明するとイケてる声って意味です」


藤川「なるほど…いいなそうしよう！」





灰谷「は、8番と9番、誰ですか？」



会話が途切れるとそう聞く灰谷。


俺は6番のため違う。


中々名乗り出ない中




白石「緋山先生が9番！」


緋山「ちょっと！白石！」



と白石の告発により9番は緋山だということが発覚。



8番は……様子からすると名取。


隣に座っている名取はさっきまでも口数は少なかったが今はソワソワと落ち着きがない。




横峯「8番は……名取先生でしょ？」


そう横峯からの鋭い指摘が入った。


横峯「名取先生ソワソワしすぎ」



名取の様子があまりにもソワソワしすぎていたらしくまさかの横峯に見破られてしまった名取。




嫌そうな顔をしながらも自分のスマホの画面をみんなに見せた。



横峯「やっぱり！8番名取先生だったんだね」



藤川「じゃ、名取は緋山に言えてる感じで告白を！」



名取「なんて言ったらいいんですか？」



横峯「さっきの藍沢先生みたいに一言で「好きだ」とか？」



冴島「それでいいんじゃないでしょうか」



横峯「じゃ、名取先生そう言うことだから」



名取「…はぁ」



分かりやすく嫌そうに溜息をつくと名取は緋山を見つめて



名取「好きです」



そういつもより少し低い声で言った。



緋山「あ、ありがと」


藤川「ありがとってなんだよ。もっと他に返事あるだろ」


緋山「思いつかなかったのよ！」


藤川「にしても名取、意外に様になってたな。結構よかったぞ」


新海「格好良かったですよ」


横峯「普段とのギャップがすごくよかった！」


名取「二度としないからな」


横峯「えー意外によかったのにーー」





顔を真っ赤にしてすごく恥ずかしそうな名取、面白がってる藤川と横峯、新海。


不思議な光景が広がる中、緋山が「次いこ、次！」と話を逸らした。



恐らく相当恥ずかしかったのだろう。



口に出すと後が怖いため口に出すことはなくそう思いながら渋々次の王様ゲームを始めた。



「「「王様だれーだ！」」」

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