藍沢先生の日常2

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緋山「どこであの治療法見つけたのよ」




そう問うと「文献だよ。文献」という藤川。




そういってガサガサと片付けられていない机から取り出したのは分厚い本。




冴島「この中から探したんですか？」




藤川「まあな」




緋山「よく探したわねーこんな分厚い本から」





藤川「藍沢たちが死にかけてたんだから当然だろ」




白石「藤川先生ずっと藍沢先生たちが感染症に感染してから治療方法見つけ出そうと必死だったもんね」




そんな会話をしていると後ろから横峯たち3人の




横峯「藤川先生たちの絆って謎だけどすごいよね」




雪村「あんなに必死に文献読んでよくやりますよね」




灰谷「うん、ぼくだったら無理だろうな……」





なんて会話が聞こえてきた。





私たちの10年はあっという間のようで長くもあった。



たくさんの壁にぶつかったけど、その度にお互いに協力して前に進んできた。





だからこそ、当たり前に隣にいたはずの仲間が突然消えるっていうのはすごく怖くて……




こんな思いをしたのは私だけじゃないと思う。きっと白石や藤川、冴島だって同じはず。







特に藤川は唯一の男同士だったこともあって藍沢の存在はすごく大きかったと思う。




藤川が必死になって見つけた治療法で藍沢は一命をとりとめた。







そのあとも順調に回復して……





名取も藍沢と同様順調に回復して、二人とも2週間後にはまったく問題なく生活を送れるほどまでに回復した。

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