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緋山「なにがあったのよ?」



名取「いや、俺にもわかんないんですけど今朝から急にこんな感じで……」



藤川「藍沢、顔赤いけど熱あるのか?」



名取「体熱いんで熱ありそうなんですけど動こうにも身動き取れなくて……」



なんて会話をしていると横峯が体温計を持ってきたためそれを藍沢先生の脇に無理矢理はさみこみ体温を測ると体温計のパネルに示された体温は38.7度。




冴島「かなり高いですね」



藤川「今日の藍沢は甘えたか?」



名取「藍沢先生がですか?」



藤川「最近無理してたみたいだからな。立て続けに患者が亡くなったり遺族に責められたり……今そうやって名取に寄りかかったりするのだって普段なら絶対しないだろ?」



冴島「藍沢先生なりのSOSだったんだと思いますよ。精神的にもだいぶ堪えているはずですけど私たちの前ではそんな素振り見せなかったですし…」



緋山「私たち今日忙しいし名取あんたが藍沢の事診てなさい」



名取「え?俺ですか?」



藤川「藍沢だってきっとお前の事頼りにしてんだよ」



名取「わかりました」



話がまとまってもなお動くことも言葉を発することもなく俺の腕に顔を埋め寄りかかっている藍沢先生。



藍沢先生を移動させることは緋山先生と横峯に手伝ってもらい空いている個室のベッドに寝かした。



かなり高い熱に浮かされて時折苦しそうにする藍沢先生。



何かに魘されるように身じろいだりして今までかなり無理してたことが窺える。



緋山「じゃ、名取後は頼んだわよ」



名取「わかりました」



そう言うと緋山先生と横峯は出て行って病室には俺と藍沢先生の二人きりになった。


----------

藍沢side


朝、パソコンでカルテをまとめたりしていくも、どうも体がきつくてパソコンの電源を切って俺はソファーに座った。



一人でいる医局はなんだか怖くてそんな静かな時に昨日の遺族の言葉がよみがえる。



実際に言われてるわけではないのに頭の中でずっと言われた言葉がこだまして思わず両手で耳を塞ぐ。



しばらくそうしていると医局に誰かが入ってきて少しすると「藍沢先生?」と言いながら誰かが隣に座った。



フワフワする意識の中でわかったのは声を掛けてくれているのは名取であるということだけ。



そう気づくとなんだか色々な思いが溢れ出して名取に寄りかかって腕に顔を埋めた。

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明日香 - ぱやさん» コメントありがとうございます!応援してくださり、本当に嬉しいです。なるべく早く完結させられるように頑張ります。 (2019年9月15日 18時) (レス) id: 9194933e72 (このIDを非表示/違反報告)
ぱや - 新型感染症シリーズ続き楽しみすぎて眠れません((o(´∀`)o))応援してまっっす!! (2019年9月8日 21時) (レス) id: c24ed78064 (このIDを非表示/違反報告)
明日香 - 愛子さん» ありがたいことに、たくさんの方からリクエストをいただいていますが、遅くなってしまって宜しければリクエストは受け付けています。 (2019年9月8日 14時) (レス) id: 9194933e72 (このIDを非表示/違反報告)
愛子(プロフ) - 今リクエストたまってますか? (2019年9月7日 12時) (レス) id: 0fe946f898 (このIDを非表示/違反報告)
明日香 - ぱやさん» コメントありがとうございます。夏休みにもかかわらず中々更新できず、すみません。更新可能な日は更新しますので楽しみにしていてください! (2019年8月16日 16時) (レス) id: 9194933e72 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:明日香 | 作者ホームページ:リクエスト募集中!  
作成日時:2019年6月15日 14時

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