急変 ページ20
冴島｢A先生！｣
『胸と、、、せなかっが、、、ぅあっ！、い゛だい゛ぃっ！！』
胸の痛みと背中の痛みを訴えたAはあまりの痛さに耐え切れず泣きながら意識を失った。
緋山｢ねぇ！A！ A！！！｣
幸い今日のヘリ担当は緋山だった。
これがもしフェローだったらもっと大変なことになっていただろう。
緋山｢こちら翔北ドクターヘリ、Aが急に強い胸と背中の痛みを訴え、倒れました。血圧が低下してる。…どうしたらっ、｣
誰も予想などしていなかった出来事にみんなが唖然とする。
だが、Aの愛する夫。藍沢耕作は違かった。
藍沢｢緋山落ち着け。胸の痛みが強くて血圧が低下しているんだ、絞られるだろ。｣
緋山｢…っ、うん。 奇脈だ。チアノーゼもある。心タンポナーデかも、｣
藍沢｢心タンポナーデならその原因があるだろ。恐らく急性大動脈解離だ。緊急手術が必要だ。まずAをヘリで翔北に運べ。タッチアンドゴーで｢分かった。Aの手術は頼んだ｣
…ああ。｣
ランデブーポイントに着くとすぐにAをヘリに備え付けのストレッチャーに乗せた。
緋山｢30代女性。心タンポナーデ、急性大動脈解離の疑い。今すぐ心嚢穿刺をします。｣
救命士｢あっ、、はいっ！｣
緋山｢冴島、カテラン針。｣
冴島｢はい！｣
…
冴島｢血圧上がってきました！｣
緋山｢よし、でもまだ油断は出来ない。緊急手術が必要なので先にこの女性をヘリで翔北に運びます。この男性はこのまま翔北に向かってください。途中、ランデブーポイントでヘリに乗せ、翔北に運びます。｣
救命士｢…はい！｣
緋山｢翔北救命センターの緋山です。腹部の他に痛いところはありますか？｣
男性｢大丈夫っす。刺さってるだけ、笑｣
緋山｢血圧も安定してるし、大丈夫そうね。
一応エコーで見よう。｣
冴島｢はい！｣
緋山｢腹腔内の出血なし。枝だけ固定しておこう。｣
冴島｢はい！｣
…
緋山｢A、大丈夫よ。頑張って。｣
冴島｢A…。｣
緋山｢あと少しだから、あと、少し。｣
冴島｢頑張れ、がんばれ。｣
緋山と冴島は翔北に着くまでずっとAに声を掛け続けた。
この声はきっとAに届いている。
そう信じて、
…
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綿菓子 - めっちゃイイ！ (2022年12月7日 20時) (
レス) @page6 id: 916298a512 (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になってます この作品はもう更新されないのでしょうか？ (2019年8月24日 17時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
Yuri - いつも楽しく読ませていただいています！更新、楽しみにしています！！ (2018年9月5日 0時) (レス) id: d785c31dd6 (このIDを非表示/違反報告)
いちか(プロフ) - ゆうのんさん» ありがとうございます！後々そうしていくつもりです！亀更新ですが、これからもよろしくお願いします！ (2018年8月14日 22時) (レス) id: 9cb9a84174 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうのん - 楽しく読んでます！私、藍沢先生LOVEな女なのでウキウキしてます！リクエストしてよろしいですか？あの、藍沢先生と夢主の間に子供ができるストーリーみたいです！ (2018年8月13日 0時) (レス) id: 33a38ce979 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いちか | 作成日時：2018年6月4日 0時
