↑続き ページ8
izw side
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K「…おいしい」
『そりゃよかった。』
聞いてください。今、神・河村拓哉が俺の手からお粥を食べています。
何という可愛さ。
ここまで甘えてくるのは初めてだった。成程、こんなにも可愛いのか。
なんて、下心丸出しの俺を気にもせず、河村さんはお粥を完食した。
『ん。完食？凄いじゃん！』
と、俺が驚いていると河村さんは満更でもない顔をしていた。
ここまでは可愛い、の一言なのだが、ここからはとんでもない攻防戦の始まりだった。
『河村さん、薬飲んでください。』
K「…やだぁ」
『だーめーでーす。ほら、薬飲みましょ？』
K「のまなくてもなおる…」
そう、河村さんは大の薬嫌いなのだ。
俺がどんな手を使っても嫌だ嫌だと駄々を捏ねる。
『…しょうがないなぁ』
とうとう最終手段を使うことにした。
俺の必殺技は口移しだ！！
俺は薬と水を口に含んだ状態で河村さんにキスをした。
すると意外にも河村さんは拒否する素振りを見せず、普通に受け入れてくれた。
K「ん、…いざわにかぜうつしてやった…」
と、ヘラヘラ笑う河村さんを見て、拒否しないのはそういうことだったのか、と自分の中で完結する。
『じゃあ、俺片付けてきますね。』
そう言って部屋を出ようとすると、また先程のように服を引っ張られた。
でも、今度は後ろを振り返っても河村さんが俺の服を離すことはなかった。
『どうしたんですか？』
K「…あの、ね、ぼくといっしょに、ねろ…！」
そう言って首を少し傾げる河村さん。
そっか、そうだったんだ。
俺の服を引っ張ったのも、意外と拒否しなかったのも、
本当は彼の精一杯の甘えだったんだ。
そして、さっきの言葉も彼なりの甘えだったわけで。
『はいはい、一緒に寝ますよ…拓哉。』
彼の意外な一面を見れていい日だった、なんて思ったり。
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終
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oioi - あいかさん» はい！頑張りましょ！！ (2020年3月26日 22時) (
レス) id: 55b64ca4c6 (このIDを非表示/違反報告)
あいか - そうなんですか！？ありがとうございます。お互い頑張りましょ！ (2020年3月25日 20時) (レス) id: 0920d00d1c (このIDを非表示/違反報告)
oioi - あいかさん» 返信遅れて申し訳ございません。そして有難うございます！あいかさんの執筆なさっている小説を私も読ませて頂いており、とても参考にさせて頂いております笑 (2020年3月14日 15時) (レス) id: 5bd86f8a81 (このIDを非表示/違反報告)
あいか - 『ツンデレ』最高でした…！fkrさんの怖いと言いつつ意外と平気な感（？）が好きです。そして神がめっちゃ可愛い！私もこんな風に書けたらな…笑 (2020年3月11日 16時) (レス) id: 0920d00d1c (このIDを非表示/違反報告)
oioi - あいかさん» ありがとうございます！良いですよね〜！Pコンビもめちゃくちゃ良いですよね〜 (2020年3月2日 12時) (レス) id: b20aeec65c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Oioi | 作成日時：2020年2月17日 16時
