Kwmrさん受け詰め短編集！

子犬　　　ko×kwmr ページ24

ko side
ーーーーーーーーー
今はサブチャンの撮影中。

福良さんにやって貰うジグソーパズルを河村さんに先にやって貰っている。

が、河村さんは俺の気持ちなんて知らずに
「わかんないよぉ…」やら、「褒めて欲しいのにぃ」とか言っている。

何この人。本当に成人済み男性？襲われたいのかな？

この動画は全世界に発信されるというのに、そんな可愛い姿晒しちゃったら、俺だけの可愛い河村さんがみんなの物になってしまうではないか。

そんなことを考えていると、俺は少し嫉妬してしまった。

まだジグソーパズルを直せていない河村さんに

『後で"二人"で直しましょ？』

と、声を掛けた。「二人」の所を強調して。

すると河村さんは目を輝かせてこちらを見てきた。
何その表情。期待しちゃうよ？

撮影が終わった後、河村さんが寄って来て

K「…い、っしょに直そ…？」

と、言った。

『え？いいんですか？』

普段そんなことしてこない為、戸惑っていたが、

K「…言ってきたのこうちゃんじゃん」

と、ド正論を言われ、正気に戻った。

『も〜可愛いなぁ河村さんは』

そう言いながら赤くなっている彼の頭を優しく撫でた。

今日の河村さんはやけに積極的の様で、自らくっついてきたり、「一緒に帰りたい」と言ってきたりした。

俺はそんな河村さんに尻尾とケモ耳が付いている様に見えた。

『今日は子犬みたいですね』
K「だ、だって久しぶりに会えて嬉しいんだもん…」

ずっと子犬みたいだった恋人にそっと口付けて、俺達は帰路に着いた。


ーーーーーーーーー
終
ーーーーーーーーー


この動画マジで尊かった……
見ていない人は是非！

雨の日　　　fkr×kwmr→←嫉妬　　　kwkm×kwmr

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す