たばこ〜2〜

しるし ページ37

Reo side)


『はーやーくー』


｢わ、わかったから、わかった…うん…

えっと…し、失礼しますね…｣



噛む力が弱々しすぎて、


ちゃんと付いてんの？って感じだったけど


まぁ、Aがつけたならいいか



『……はい、俺はAのものね、』


｢私の、もの…｣



…俺はどこにもいかないのに。


すぐ消えてしまいそうなシルシに


1人喜んでる女の子が目の前に1人。



『…ほんと、独占欲高め彼女だわ〜笑』



こんな女の子、なんで俺が拾っちまったんだ？


普段の俺ならこういうこと嫌がるはずなのに。


俺の腕の中できゃっきゃはしゃいでるこの子は


紛れもなく俺に恋してる目で、俺だけを見て


俺だけに、好きって言ってくれてる。


たまらないこの優越感


もっと、俺に溺れさせたい


そう思ってしまうのは、もう俺も重症？



｢ごめんなさい…｣


『いいよ、これで彼女持ちだって分かるでしょ』


｢……うん｣


『すげえ幸せそうな顔してる、』



他のメンバーに話したらきっと、重い女とか言われんだろうな


でも、良くね？こういうの。


明日、俺の首見たらメンバーどんな反応するんだろ


なんか楽しみ。

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