fortyseven ページ49
『彼氏でもないのに、か……』
俺はお前のこと、今でも……
好きで好きでしょうがないんだよ
でも、あんな冷たい事言って、
結局Aに嫌われて。
ただ俺の忘れられないAとの思い出が
Aの記憶の中には1ミリも残されていないんだと
思うと
寂しい気持ちになる。
『一体俺は何がしたいんだよ…』
そんな時にかかってきた1本の電話
'亜嵐'
亜嵐……?
こんな時間にどうしたんだろうか
『もしもし?』
亜「あ、岩さん〜?」
『どうしたんだよ、こんな時間に』
亜「いやぁ、なんかお腹空いたから
コンビニ行ったんすけど、Aちゃんと
岩さんじゃない男が歩いてたんで
あれー?って思って。」
『…それ、どんな人?』
亜「んー、背がそこまで高くなくて
髪色は薄い茶色って感じっすかねえ」
『分かった、報告ありがと』
亜「また話聞かせてくださいね〜」
『おう、今度な。じゃ、』
ぜっっっったいに玲於くんじゃん………
もう、最悪だ
まぁ、Aを追いかけることすら出来ない男に
こんなこと言う権利は無いんだろうけど。
無意識のうちに玲於と書かれた画面をタップしていた
5コールもしないうちに出てきた玲於くん
玲「あ、大事な女の子泣かせた剛典さんだ」
『な、なんだよ……』
玲「なんすか、電話」
『A…は?』
玲「風呂入ってますよ」
『…襲ったりするなよ?』
玲「さぁ。どうですかね?
一応俺も男なんで。しかも好きな人には尚更?
狼になっちゃうもんすよね〜」
どうしよう
このままもし、玲於くんとAが付き合ったら…
玲「俺、剛典さんに負けたくないんで。
…あ、A上がってきた
じゃ、おやすみなさーい」
『ちょ、おい…!ブチ…………まじかよ』
俺の頭の中には
嫌なことしか浮かばなかった__________
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登坂臣子(プロフ) - 冬さん» 皆大学生です!! (2019年3月2日 20時) (レス) id: 5ecb63561b (このIDを非表示/違反報告)
冬 - こんばんは(*^^*) はじめまして。 いきなりすみません...。 一つお聞きしたいことがあるのですが...。 この物語は学生さん設定なんですか? そして他のメンバーさんが登場することに なっても学生さん設定ってことですか? (2019年3月1日 19時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
登坂臣子(プロフ) - ユイさん» そんな…ありがとうございます… (2019年2月16日 16時) (レス) id: 5ecb63561b (このIDを非表示/違反報告)
ユイ - 面白いし、感動できて大好きです! (2019年2月11日 14時) (レス) id: 99d19f54db (このIDを非表示/違反報告)
登坂臣子(プロフ) - akari03さん» 本当ですか!!感動してるだなんて…ありがとうございます、励みになります笑 (2019年1月12日 0時) (レス) id: 5ecb63561b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:登坂臣子 | 作成日時:2018年12月21日 23時