2度目のファーストキス

thirtyfive ページ37

『 先お風呂入っておいで〜』




「いいの？」




『うん、もうお湯は張ってあるから！ 』




「ありがとう、、、あ」




『 ん？どうした？』




「…服、ないや」




服ならタンスにAちゃんのが溢れかえるほど




あるんだけどな…




それ着せてもいいけどさー





俺のも着せてみたくない？笑





『てきとうに用意しとく！ 』




「そっか、じゃあお先に入ってきます〜」




『 はーい』




Aちゃんがお風呂に入っている間




俺のタンスの中を吟味していた




『これもいいけどなぁ〜…あ、あれもいいね

うーん、どうしよう…… 』




なるべくAちゃんが着てさまになるやつ…




『 これが無難か、』




黒のゆったりめの中がモコモコしてるやつ




俺も身長そんなにでかくもないから




多分Aちゃんでも普通に着れるはず…




よし、持っていくか




お風呂場に行くと、




まだシャワーを浴びているAちゃんのシルエット
が映し出されていた。





今までどうりなら




お風呂に飛び込んでいったんだけどな笑





今そんなことしたら訴えられそうだし笑





『 はぁ〜〜〜触りてぇぇ』





欲求不満かよ、ってな





小さい声で呟きながら





Aちゃんの服をおいて





お風呂場を出た＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

thirtysix→←thirtyfour

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す