2度目のファーストキス

three ページ4

君と過ごす日々は毎日が幸せだった。





『A、 』





「んー？」





『 好きだよ』





「…えへへ、私も好きだよ」




遊園地に行った時、夜にAが

メリーゴーランドに乗ってそんな会話をして

馬が下がってくる度にAを抱き締めた。




観覧車に乗ったら実はAが高所恐怖症で非常電話

したりしたこともあったなぁ…





お化け屋敷で腰抜かして俺がおんぶして帰ったり





スケートした時には転んで脚捻挫しちゃって

子どもみたいにわんわん泣いてたAを

ひたすら慰めたり、





ドジでばかだけど、そこがかわいくて





どんどん俺を溺れさせたんだ

＿＿＿＿＿＿＿＿＿1年前＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿



「ねぇ、剛典っ！」





『 なに？』





「これ、今日は1年記念だから！

私と、剛典お揃いのネックレスにしたんだぁ！！」





にこにこして、かわいい袋からネックレスを取り出して




俺の首に掛けてくれた。






『ありがと、A 』





実は、俺もAに買ってきていたんだ。





『 俺も…A喜ぶか分かんないけど…』





Aが好きそうだなって勝手に思って

買ったうさぎのキーホルダー





「わーー、かわいい！！ありがとう…！」





『A…？ 』





「ん？」





『キス……していい？ 』






「えっ、、、//」





『ふっ、顔がりんごさんになってるよ 』





「やっ、やめてよ……」





『かーわいい 』





ちょっとだけ強めのハグをすると、





か弱いけど、ちゃんと抱き締め返してくれる。





「初めてが剛典でよかった」




こういう可愛いことを言うから、




理性って言うもんが無くなっちゃうんだよな…






一年記念、クリスマスの日に






俺らはいっぱい、愛し合った

four→←two

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す