twentyfive ページ27
『帰りたいとも思ったけど、
もう一度きちんとAちゃんと話したいとも
思って、来ないはずのAちゃんを
ずっと待ってた。 』
今更Aちゃんって呼ぶのは
自分でもなんか違和感があるけれど
最初の頃はそう呼んでたんだよなぁ…
記憶の無くした君の事を、
また好きにさせて
そしてもう二度と、Aちゃんに
悲しい思いなんかさせない。
そう、胸に誓いながら。
「…ごめんなさい、もっと、はやく来ていれば」
『 いや、俺が勝手に待っていただけだから
気にしなくていいよ』
「ふふっ、優しいね」
その言葉、3年前も言われた気がする
やっぱり、AちゃんはAちゃんだ。
昔からずっと、自分の気持ちをちゃんと言うとこ
変わってないよな。
『ははっ、よく言われるさ 』
「剛典くん、」
『 え??』
「…って呼んでもいい?」
『 あ、あぁ、うんいいよ』
本当に、3年前にタイムスリップしたみたいだ
「私、初対面の人とこんなにも話せたの
はじめて!」
「あ、初対面じゃないか、剛典くんにとっては…」
『 ある意味初対面だよ』
「??そう?」
「あ、ねぇ、ここ寒いからさ、
私の病室来ない…?」
『それって、誘ってる? 』
「ば、ばか、こんな包帯ぐるぐるなのに
誘うわけないでしょ///」
やっぱり、いつでもかわいい
顔真っ赤にしちゃって。
そんな仕草、他の男にはすんじゃねぇぞ?
『そうだよな笑
行こっか 』
「うん!」
無意識に、Aちゃんの手を握ってた。
でも、Aちゃんも
あったかい〜なんて言って
満更でもなさそうだから
そのまま、2人で手を繋いでいた
普通、こういうのって驚くもんじゃない?
それとも、俺だから驚かないの?
それって、脈アリなのか?ナシなのか?
なんか分からなくなってきた…
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登坂臣子(プロフ) - 冬さん» 皆大学生です!! (2019年3月2日 20時) (レス) id: 5ecb63561b (このIDを非表示/違反報告)
冬 - こんばんは(*^^*) はじめまして。 いきなりすみません...。 一つお聞きしたいことがあるのですが...。 この物語は学生さん設定なんですか? そして他のメンバーさんが登場することに なっても学生さん設定ってことですか? (2019年3月1日 19時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
登坂臣子(プロフ) - ユイさん» そんな…ありがとうございます… (2019年2月16日 16時) (レス) id: 5ecb63561b (このIDを非表示/違反報告)
ユイ - 面白いし、感動できて大好きです! (2019年2月11日 14時) (レス) id: 99d19f54db (このIDを非表示/違反報告)
登坂臣子(プロフ) - akari03さん» 本当ですか!!感動してるだなんて…ありがとうございます、励みになります笑 (2019年1月12日 0時) (レス) id: 5ecb63561b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:登坂臣子 | 作成日時:2018年12月21日 23時