twentythree ページ25
〜youside〜
私が目覚めると、そこには見知らぬ男の人がいた。
その人は私のことを知っているみたい。
きっと先生なのね。
でも、先生って言うとその人は
とてつもなく悲しい顔をしていたの。
もしかして、頭を打った時に
記憶が飛んでしまったのかな…？
でも、玲於くんたちのことは覚えてた。
私が玲於くんと涼太くんの名前を呼ぶと
岩田剛典と名乗るその男の人は
怒ってどこかへ行ってしまった
追いかけたいけど、頭が痛い
それに、点滴がついている
「剛典、さんて知り合い？」
玲「A…本当に忘れちまったのかよ。
つい2日前まで剛典が剛典がって話してた
じゃねぇか！！あんだけ剛典さんのことっ……」
涼「玲於、落ち着いて…」
玲「…ごめん、」
玲於くんが怒るほど、剛典さんは
私にとって大きな存在なの……？
「ねぇ、私にとって剛典さんって何…？」
玲「俺っ、先帰る
涼太、Aに話しといて…」
涼「………分かったよ」
「…玲於くん、」
玲「……また来るわ」
そう言って、玲於くんが病室を出ていった。
涼太くんと、二人きり。
涼「…剛典くんはね、Aにとって
んー、なんだろうなぁ…
'大切な人'かな。」
私はなんで、そんな大切な人のことを
忘れてしまったのだろう。
剛典さんのことを考えれば考えるほど
頭が痛くなる。
なにより、そんな大切な人を思い出せない私が
とても情けなかった。
「…私、人を傷つけてばかりだ……」
涼「そんなことないよ、俺たちだって
Aの笑顔に支えられてここまで
来れたんだから。だから泣かないで…？」
涼太くんの服で涙を拭いてくれた。
涼「…本当ならここで抱きしめたりするものかも
しれないけど…Aには大好きでしょうがない
人がいるんだもんね？笑」
大好きでしょうがない人…？
うそ、やだ。
私、その人のことも忘れてるの！？
最低だ……
好きな人を忘れるだなんて…
涼「泣き止んだ？？」
「……ん、」
涼「じゃあ、俺もそろそろ帰るね
玲於の様子も見なきゃだし笑」
誰もいなくなっちゃうのかぁ
少しだけ寂しい
「…うん、分かった」
涼「明日も行くね」
「ほんと？嬉しい」
涼「じゃあ、お大事に！」
「ありがとう〜」
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登坂臣子(プロフ) - 冬さん» 皆大学生です！！ (2019年3月2日 20時) (
レス) id: 5ecb63561b (このIDを非表示/違反報告)
冬 - こんばんは(*^^*) はじめまして。 いきなりすみません...。 一つお聞きしたいことがあるのですが...。 この物語は学生さん設定なんですか? そして他のメンバーさんが登場することに なっても学生さん設定ってことですか？ (2019年3月1日 19時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
登坂臣子(プロフ) - ユイさん» そんな…ありがとうございます… (2019年2月16日 16時) (レス) id: 5ecb63561b (このIDを非表示/違反報告)
ユイ - 面白いし、感動できて大好きです！ (2019年2月11日 14時) (レス) id: 99d19f54db (このIDを非表示/違反報告)
登坂臣子(プロフ) - akari03さん» 本当ですか！！感動してるだなんて…ありがとうございます、励みになります笑 (2019年1月12日 0時) (レス) id: 5ecb63561b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：登坂臣子 | 作成日時：2018年12月21日 23時
