18話 ページ20
〜補習当日〜
力「なあ、」
「うん?」
力「なんで今日補習なんにそんなニコニコしてるん?」
「よくよく考えたら、僕あんまりあの先生のこと
嫌いじゃないかも」
力「お、もしかして……」
「好きじゃないからな??好きになったら僕が負けに…」
力「ん?負け??」
「あ、いや、なんでもない」
力「ふーん、ま、頑張れよな、3週間笑」
「あーそうや、3週間や…」
力「俺もう帰んで!じゃあな!」
「おう、また明日〜」
_______________________
「先生おっそ…」
誰もいなくなった教室に、僕の声だけが寂しく響く
もうかれこれ15分は経ってるのに
ガラガラ
『ごめん、おくれ 「おっそいです」
『ごめんね〜… 』
「自分で言っといて遅れるってどういうことすか」
『 砂田君用に、プリント作ってたの〜』
「へえ、ありがとうございまーす」
「せんせ、」
『 んー?』
準備しなきゃとか言って僕に背を向けて
プリントとか教材を色々探してる先生の手を掴んだ
『な、なに? 』
「昨日の約束、忘れてないですよね?」
『…え、な、なんのこ 「とぼけないでくださいよ」
「これ、僕にとっては補習じゃなくて恋愛ゲームなんで。笑」
『何言ってるの!これは補習です!
遊びでやってるんじゃな………んんん 』
先生には怒られ慣れすぎて、どうでもいいやとか
思ったけど、なんか気に食わないから
とりあえずもう片方の手で口塞いじゃった、
女の人は化粧大事って言うかちゃんと口紅とかはつかない程度に、
「僕、厳しい人好きじゃないな〜」
『んんんんーんーん!!! 』
「え?聞こえない」
『…っもう!なんで私があなたのこと気になってる
みたいな感じになってるのよ!そういうの、正直
いらないから!!折角点数上げてあげるって言ってるのに! 』
「誰も上げてくれなんて頼んでないけど?」
『頼んでなくても今あなたの数学は壊滅的です
やらなきゃいけないの。 』
「ぶー……」
『はいこれ、明日までに必ずやってきて 』
「え、今日なんもやらないんすか?」
『?うん、明日答え合わせやって、あなたが
どこまで分からないのかが分かってから教えるつもり 』
「じゃあ先生、この後デートでもどうです『 いや』
『先生がきんちょの相手なんかしてられないの。 』
「は?僕がきんちょなんかじゃないっすけど?」
「あ、じゃあ、僕ががきんちょじゃないって事、
証明してみせますよ」
65人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
BBZ-rarayupi(プロフ) - 登坂臣子さん» りっきーのすいませんって!につい笑ってしまいました(笑)もやもやしてる、まっさんもいいですね〜←変態ですみません (2019年11月23日 23時) (レス) id: 52da4ca352 (このIDを非表示/違反報告)
登坂臣子(プロフ) - BBZ-rarayupiさん» 証明します!!笑笑 (2019年11月20日 18時) (レス) id: 4e2ba7da91 (このIDを非表示/違反報告)
BBZ-rarayupi(プロフ) - えっ まっさん、今すぐ証明して! ねええええ 気になる! ←すいません。深夜テンションです。更新頑張ってください! (2019年11月11日 23時) (レス) id: 64005cd1ec (このIDを非表示/違反報告)
BBZ-rarayupi(プロフ) - 登坂臣子さん» 将力のためなら応援しまくります!! (2019年8月22日 22時) (レス) id: 9ce12900e6 (このIDを非表示/違反報告)
登坂臣子(プロフ) - BBZ-rarayupiさん» こちらこそありがとうございます!これからも可愛い将力を書いていこうと思うので応援よろしくお願い致します… (2019年8月22日 19時) (レス) id: 4e2ba7da91 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:登坂臣子 | 作成日時:2019年7月6日 21時