二十二話 ジョーカー ページ23
サボside
俺たちは闇商売をしている店があるという情報を掴み、やって来た。
それもただの闇商売ではなく、人身売買や武器商売を生業としているようで、闇のブローカー、ジョーカーに通じているみたいだ。
ジョーカーの正体は明らかになっておらず、そいつのせいで武器が世界中に出回り、戦争が拡大している。
人身売買という胸糞悪い商売も、海軍は手を出さない。
今回、目の当たりにしたAのような被害者を出さないためにも、俺たちはやらなきゃならない。
もし俺が少しでも遅ければ、彼女は二度と笑えなくなっていたかもしれない。
あの花のような笑顔を守れてよかったと、心から思った。
ーー
コ「ちょっとサボくん！！私に後始末任せて何処ほっつき歩いてたの！」
あの店に戻るとコアラがぷりぷりしながら出迎えてくれた。
サ「おーコアラ、相変わらず仕事はえーなぁ」
コ「アンタねぇ…」
サ「…おい…これで全員か？」
コ「え？私が駆けつけた時に伸びてた人達は全員縛り上げたけど」
いない…Aを組み敷いていたリーダーだと思われる男がいなかった。
ーー
NO side
負傷した男が乗った小船が大きな青い海に浮かんでいた。
男は電伝虫を繋いでいた。
ド【派手にやられたみてぇだなぁ？】
「ッ！もう少しで上手くいくところだったんだ！なのによりによって革命軍がでしゃばってきやがって！」
ド【フフフフフフッ！随分とお怒りのようだなぁ？いつもの余裕はどうしたァ？】
特徴的な笑い方が受話器から聞こえてくる。
「貴方もアレを見たらわかる！いい女をみすみす掻っ攫われたんだ！まだ何も楽しんでなかったのにだ！」
男は未だ興奮した様子で受話器に向かって声を荒げる。
「あんな美女はそうそういねぇ！珍しい紫色の目の女だ！」
ド【…紫色の目の女だと？】
電話相手の男は初めて男の話に興味を持った。
「そうだ！珍しいよなぁ！」
ド【フフフフフフッ！そうか！】
「それより俺はこれからどうすりゃいいんだ！？助けてくれよ！ジョーカー！」
ド【オマエはもう用済みだ】
「あ゛！？ふざけんじゃねぇよ！ ガチャ
バンッ！！！！！
突如空からメイド服を来た女が現れたかと思うと、小船は爆破され、海面には木片しか残らなかった。
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もえぎ(プロフ) - コメントありがとうございます！複雑なストーリーとなっていますので最終的にどうなるかはまだはっきりしていませんが、その可能性は大きいです！ (2023年4月23日 21時) (
レス) id: 5993720d1e (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - この小説はトラファルガーローオチですか？ (2023年4月23日 19時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
もえぎ(プロフ) - ご指摘ありがとうございます！気づかなかったので助かりました！ (2023年2月5日 12時) (レス) id: 5993720d1e (このIDを非表示/違反報告)
金成(プロフ) - お/り/ふ;らたってますよ (2023年2月5日 10時) (レス) id: 6328f81305 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - オリ‘フラ立ってますよ！ (2023年2月5日 9時) (レス) @page1 id: 40f7098858 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もえぎ | 作成日時：2023年1月16日 0時
